K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

一週間後に向けて

十月も三分の一が過ぎようとしている。
そのうちの半分くらいはワクチン接種後の体調不良で何も起こらず潰れていたので、体感では一週間も経っていないくらいなのだが、ここはカレンダーを信用して現実を受け入れるしかない。
実は、ちょうど一週間後の日曜日に、とあるライブイベントに参加する予定となっている。もう直前だというのに実感が湧かないから困っているのだけれど、久々に大きな催しに参加するわけなので、体調面であったり睡眠管理であったり、少しずつ整えていかなければならない。

 

会場は横浜アリーナで、最大収容人数は17,000人程度とのこと。こういう世の中なので、流石に最大限詰め込むということはないと思うが、人気アーティストが大会場でライブを行うわけだし、それなりの人口密度になることは覚悟している。
まぁワクチン接種が進んだ効果なのか知らないけれど、運良く感染者が減少傾向にある時期の開催となるため、昨年よりも心理的な安心感はある気がしている。
私が「フルチン」となるタイミングとも合致しているため、若干それを狙った部分はあるものの、油断しすぎないくらいに気を緩めて楽しむこともできるのではないかと思っている。
もちろん、マスクなどの基本的な対策は怠らないように、できる限り他者との距離は取るように、行動には気をつけるつもりだ。

ライブツアーであるため、既に先月から他の地域で何度か開催されているのだが、実のところ、これまで情報をまったく目に入れていない。
どのようなセトリであるのか、これも期待と想像を膨らませる一方で楽しみではある。まだライブで披露していない曲と定番曲を挙げていったら、それなりの数にはなるから、あまり予想外のセトリにはならないとは思うけれど。

予習の進み具合については、普段の散歩で聴いている程度なので、二年前ほどしっかりと聴き込んでいるわけではない。
しかし身体を動かしながら耳に情報を入れている関係か、意外と曲や歌詞が頭に入っているため、そこまで心配する必要はないだろう。
一応、キャラソンを除く本人名義でリリースされた過去の曲はすべて覚えている認識だから、どの曲が選ばれても反応できないということはない。
あれが聴きたい、これが聴きたい、という想いは当然あるものの、会場が一体となって「ライブを創る」体験ができれば、それだけで満足してしまいそうだ。今でも鮮明に思い出せる二年前の感動は、それくらいに大きいものだった。

 

先日、簡易書留にてチケットが届いた。
会場については知識がなかったので、席番号を見たところで喜び何も特になかったのだけれど、Twitterで情報収集をしたところ悪くない場所を引けたらしいと判明した。
横浜アリーナは用途に応じてAパターン・Bパターン・中央パターンと座席展開の種類があるのだが、いくつかの情報を組み合わせていくと、今回はAパターンだということがわかった。
楕円型の会場の短い片側をステージとして使い、他を観客席とする。見たところ構造的には、ステージから極端に近い席と遠い席が生まれてしまう不公平感の強いパターンであり、チケットガチャの当たり外れの差が大きい。
私は比較的ステージに近い場所を手に入れることができたようで、運が良かった。行ったことがないため、実際の見え方は現時点では不明だが、少なくともステージの向かい側よりはマシなのではないかと思う。

まだ気持ちの準備が出来上がっていないため、イベントの規模とテンションが釣り合っていない状態ではあるものの、近づくにつれて楽しみは増すだろう。
確か二年前も似たような感じだった気がしているし、徐々にモチベーションが高まっていくことを期待したい。