K's Graffiti

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ライブラ杯結果

ウマ娘の対人イベント「ライブラ杯」の決勝戦が本日10/27に行われた。
もうすっかり、月初に条件が発表されてから半月ほど因子周回を続けて二週間近く本育成に苦しんだ末に、自信がないまま月末の決勝を迎えるという流れが定着してしまって、私を含む「ガチ勢」の負担は物凄いことになっている。
もう半年くらい余暇を他の趣味に満足に使えていないのだけれど、しかし……けれどやはり、決勝で勝利した瞬間の快感は何物にも代えがたいのだ。

 

まずは画像にて、結果から。

結果①結果②

この謎の順位だが、これまでで最も高い数字を示している。個人的には予選での勝率と、戦った相手の強さから算出されるレーティングのようなものだと思っているのだけれど、確かに今回は強い相手が多かった印象だ。
決勝の対面も過去一と言っていい強さで、なんとか勝つことはできたものの、何度か対戦していたら乱数次第では普通に負ける可能性もあった。まぁしかし、マッチングに関しては、今回は強かったけれど過去には弱い相手を引いたこともあったわけで、本当にただの運だと信じたいところではある。

六つ目のプラチナ称号は、より一層の輝きを放っている気がする。
長距離のチャンミは六月のジェミニ杯以来で、当時はURAにしては超絶上振れ育成に成功したこともあって危なげない勝利を果たしたわけだが、今回は勝手が違った。
アオハル育成による平均ステータスの底上げと、システムへの理解度が進んだプレイヤーの増加によって戦略は似たり寄ったりになり、突き詰めた結果として待っているのは賢さに依存する目標速度の変化やスキル発動率といった乱数が絡む運ゲーとなる。
どれだけ強く仕上げても、もはやフィジカルだけでは勝てない領域にゲームは進みつつある。
だからこそ、勝つか負けるかのヒリツキ具合は回を追うごとに上昇し続けていて、負けたら「運ゲー! クソゲー!」となるのは目に見えているものの、勝ちから得られる喜びには際限がない。

今回の戦略は、基本的に追込脚質が最強なのでエースは追込で確定というのが最初に決まり、残りの一枠をどうするかという悩みがエントリー直前まで続いていた。
そもそも、私は有力キャラクターであるナリタタイシンを持っていない上に、シンボリルドルフも未所持であるという事情から、因子周回においても本育成においても、ポピュラーな流れとはいかなかった。
ゴールドシップは確定として、もう一人の追込をどうすべきか。その問いもまた、月初の段階で時間を使う部分だったと言えるだろう。

予選が始まる少し前に、長距離に最適なマンハッタンカフェが実装された。
正直なところ、初めは引く予定などなかったのだが、どうにも強いらしいということと、キャラクターデザインおよびキャラの所作や声が好みに合致している点、ストーリーが素晴らしいという噂を聞いたことなど複数の理由から、溜めていたチケットと石を解放して100連前後で入手するというイベントがあった。
これはもう、育てるしかない。そう決心したのだけれど……話はそれほど単純ではなかった。

実は、上旬の段階でゴルシに次ぐ追込メンバーを既に決めていて、カフェを引いた頃には育成が終わっていたのだ。
その名は、メイショウドトウ
おそらく理論的には最強と言っても過言ではないウマ娘で、最適なタイミングで固有スキルを発動できた時の爆発力は、ゴルシはおろかタイシンをも凌駕する。
追込適性を上げつつ、長距離Sと直線一気を手に入れてステータスを足らせる難易度が最上位レベルであるがゆえに、ほとんど見かけることはなかったけれど、私はそこにロマンを求めた。

というわけで、追込3にするか、追込2と前の脚質にするか、予選を終えてエントリー期限が迫る段階まで決められないでいたのだった。

 

以下、ライブラ杯で走ったウマたちを記録しておく。

一枠目:ゴールドシップ

ゴールドシップ①ゴールドシップ②

複勝率95%超えを誇る圧倒的エースにして今回の勝ちウマでもある。
ポイントとなるのはスピードカンストに加えて緑◎と長距離S、そして金1白1の回復でギリギリ足りる絶妙なスタミナと、コース補正やスキル発動率の安定化に寄与する賢さだ。
展開次第ではポジションキープ解除前に逆噴射してしまうことが多々あったため、本当はコーナー◎が欲しかったところだが、固有と尻尾上がりの同時発動で上手い具合に外に持ち出してくれるパターンが多かったので、欲張らずに完成個体として決定した。

負け筋は回復事故か詰まって加速できないかのどちらかで、それが連対外しの確率とほとんど一致している。

 

二枠目:メイショウドトウ

メイショウドトウ①メイショウドトウ②

ゴルシとのワンツーがそれなりに多かったが、コーナースキルが弱いせいか、どうにも最後方に張り付いて動かない試合がそこそこ発生したため、安定性は劣る結果となった。
しかし、ゴルシでは届かないような差を覆す働きを見せて勝ちを拾ってくれたこともあったので、育てて良かったと思っている。

育成における長距離因子の継承確率を重視した関係で、追込適性がBになってしまっている点だけは悔やまれるけれど、冷静に考えてレース中の賢さが0.85倍になっているだけだと思えば、実質563程度なのだから誤差のようなものだ。
コース補正の判定に使われるのは素の値だから問題ないし、対面の追込で600に届いている人は非常に稀だったから、見栄えを除けば悪いものではないと考えている。

 

三枠目:セイウンスカイ

セイウンスカイ①セイウンスカイ②

決勝のメンツに選んだのは、追込でも先行でもナイスネイチャでもなく、デバフの逃げだった。
その理由を語るには少々スペースが足りないような気がするけれど、簡単に言うと、これが最も理不尽な負け筋を潰せると思ったからに他ならない。
たとえば、一瞬だけ話題になったウララシステム。逃げが不在時の先行の逃げ切り。逃げ先行が不在時の差しの逃げ切り。逃げ先行差し不在時の幸運な追込の逃げ切り。
先行の単独逃げ程度であれば、私のゴルシやドトウなら高確率で勝てるのだけれど、流石に差しや追込に同じことをされたら厳しいものがある。
予選やルームマッチで何度か発生した、マッチングとシステムによる理不尽極まりない負け方で、これが決勝で発生することを想像したら恐ろしくなってしまった。勝負なんて発生しない。ただただ、内枠を引けなかったばかりに三分の二の確率で敗北する。

上に挙げたすべての「バグ」を回避する手段としては、もう逃げを選択する以外になかったのだ。当然、中途半端な逃げでは相手の強い逃げをアシストすることになる。
そういうわけで、コンセプトは主に追込に対してデバフを撒きつつ、相手の逃げや先行に終盤コーナーまで抜かされないよう走れるウマを目指した。
同じことは水マルでも可能だが、一部のスキルを因子から持ってきている都合で相性の良いセイちゃんに任せることにした。
垂れウマ爆弾と化すため、たまに自爆してしまうことはあったものの、結果的には安定感があったように思うし、決勝でもデバフスキルが有効に作用していたから正解だった。

 

その他①:メジロマックイーン

メジロマックイーン①メジロマックイーン②

自信満々に出せる最強のマックが完成していたら、デバフの逃げは採用しなかった可能性もある。しかし、今回は完成しなかった。
一応、妥協個体として走らせてみたものの、いかんせん安定感に欠けるため採用には至らず。相手が弱い想定ならこれでも大丈夫だけれど、それなら追込だけで十分に勝てるし、マックを入れることで勝率に繋がるかと言われたら微妙なところだったから、やはり焦点は逃げか追込の選択になった。

 

その他②:マンハッタンカフェ

マンハッタンカフェ①マンハッタンカフェ②

マンハッタンカフェ③マンハッタンカフェ④

上は長距離Sを落としたこと以外は文句のないカフェ、下はステータスとスキルに不安を抱えるカフェ。
思ったよりも勝ってくれたという印象だが、はたしてカフェを入れたことによって本当に勝率は上がっているのだろうか……という疑念は拭えず。結局、他の二人よりも完成度が低いわけで、下手に入れることで詰まる確率を自ら上げてしまう懸念もあり、最終的には採用を見送ることとなった。

ちなみに、ステータスとスキルがゴルシ並みであれば、純粋に上位互換なので入れ替えはあったように思う。

 

決勝レースは、逃げ1先行1差し1追込6という脚質分布だった。
編成は、一人がカフェ・ドトウ・マック、もう一人がゴルシ・嫁マヤノ・ナリブ、と予選でもあまり見ない珍しいメンバーが揃っていた。
どちらもSランクは二体ずつ、ただしスキルの発動と能力で負ける可能性が高いのは前者だけ。まぁ若干格下くらいの対面ではあるが、回復の発動と位置取り次第では異なる結果もあっただろう。

レース展開は、最初から最後までヒヤヒヤしっぱなしだった。
まずセイちゃんが出遅れて、初めの10秒ほどはブロックされて沈んだままだったため、逃げのアドバンテージを半分くらい失ってしまったのだ。
その後は順調にスキルを繰り出していき役割を遂行してくれたが、終盤突入前にマックとカフェに追いつかれて蓋としての機能は果たせなかった。

一方で追込勢は回復を全発動という快挙を成し遂げ最速スパートは確定したものの、セイちゃんの出遅れのせいで中盤のコーナー直前に二人とも逆噴射するという最悪の事態に陥り、コーナーを過ぎた段階では危機的状況にあった。
そしてスパート開始と同時に出る大量の加速度アップエフェクト。先頭はカフェ、さらにどうやら相手のドトウがアオハル点火・力も発動したらしく超加速アンド固有スキルで驀進、これは直感的に負けたと思った。
しかし、デバフがここで活きた。リプレイで見返してみたらカフェもドトウも回復が1つしか発動していなかったようで、最終コーナー付近でごく僅かに速度が低下したのが見て取れたのだ。おそらくデバフがなければ金1で走れるスタミナだったため、セイちゃんが撒いたスタミナデバフが絶妙に効いた形となる。
あとはゴルシが最高速度の差で捲り、1 1/4バ身の差で勝利することができた。
ちゃっかり私のドトウちゃんも固有を発動して複勝圏内に入っている。

着順

予選勝率は80戦75勝の93.75%という結果で、過去最高の成績となった。
ラウンド1はスタミナの足りていない雑魚ばかり、ラウンド2はスキルが不十分だったり長距離Sが付いていないハリボテSランクだったりが大半で、ちょっと強い相手を引いた時に事故って負ける感じだった。

次回「スコーピオ杯」はジャパンカップで予想している人が多そうだが、個人的には秋天かなと思っている。
いずれにせよ、東京の根幹距離で左回りなので因子周回的にはどちらでもいいのだけれど……間違ってもダートとか短距離とか、またマイルとかいう展開は勘弁願いたいところだ。