K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

技術的な講演を見て

昨日の起床が20時くらいで、夜は寝ずに起きたまま、どうせなら今日の夜まで耐えて生活リズムをリセットしようと試みていたが残念ながら夕方に力尽き、ふと目を覚まして急いで日記を書いているのが現在の状況となる。
まぁこんな日でも、一応は普段と異なる出来事があったので、軽く触れる程度に感想を残しておきたい。

 

Cygames Tech Conferenceというイベントが本日そして明日にも引き続き開催されている。
YouTubeで誰でも視聴可能な、Cygamesが取り組んでいる技術的な要素をまとめた講演だ。
中心的なテーマは、ウマ娘に関するものだった。遊んでいればわかる通りこのゲームはスマホ向けとしては飛び抜けたクオリティを誇っていて、最先端技術がふんだんに詰め込まれていると思われるため、業界人だけでなくウマ娘を遊んでいるプレイヤーや、遊んではいないものの興味はあるという人にとって、非常に面白く見られる内容だったと思う。
特に、3Dモデルについては昼頃と夕方に別の角度から焦点を当てた詳しい説明があり、視覚的にも楽しめる講演だった。

大変レベルの高い技術が使われていることは、ちょっと遊んでみればすぐに知ることができる。
しかし、ある程度は予測できていた部分があるにもかかわらず、とりあえず感想を言うなら「すげぇ」という一言に凝縮されてしまう感すらあった。
おそらく私が思っている以上に、彼らは高度なことをやっているのだ。さらっと説明された部分の多くは、たとえば他のゲーム会社の人間が長い時間をかけて苦しんでいる問題の解法や、想像も及ばない技術の結晶なのだ。いやまぁ、適当なことは言えないけれど。
流石に、今の私には上手く感想を表現するための知識がない。初耳の用語がいくつもあったし、何か凄まじいものを見せつけられているということは体感できても、その本質的な魅力は半分も理解できていないのではないか。
なんだか、そんな気がした。

明日にも同じくような講演が待っているから楽しみではあるのだが、放送時間に起きていられるか微妙なところなので、アーカイブを残してもらえるのはありがたい。
ちなみに明日はエリ女の回顧を行うつもりなので、感想記事を書く予定はない。

 

現在、アプリはスタートダッシュの勢いが失われた後の、ユーザー維持と新規獲得に向けた模索期に入っているように見受けられる。
相変わらず私はヘビーユーザーと言っていいくらいにプレイ時間が長いのだけれど、リリース当初の熱量を維持できているかと問われれば、なかなか快い回答に窮するところがある。
メインコンテンツの「育成」が、悪い言い方をすると同じことの繰り返しであり、得られる結果が運次第、多くは無意味に終わってしまうために、長期間の熱中には向いていないという根本的な課題を抱えている。
それに対する現状の回答は月一開催の対人戦となっているわけだが、ユーザー間における知識の成熟が積み重なった末に待っているのは上がり続けるハードルであり、運要素の大きな「育成」から得られるものは、楽しみよりもストレスが上回ることが多くなってきた。

一方で、メインストーリーや個別のストーリー、育成シナリオに関しては現在においても輝いている。制作陣の熱意が伝わってくる。
今回の講演と重なる部分もあるけれど、細部へのこだわりが果てしないのだ。作り込みが半端ない。基本プレイ無料でこれが見られると考えるなら、本当に神ゲーと言ってもいい。
ほとんど毎月開催のストーリーイベントについては、一度だけ評判の悪いものがあったけれど、それを除けば個人的には楽しめている。まぁ季節に合わせた内容やエンタメ重視の内容を新しく考えるしかなく、ドラマに溢れた競走馬のエピソードを土台に話を作るのと違って質の高さを維持するのが難しいのだと思われるが……講演の内容を受けて、ストーリーだけでなくモーションに注目してみると、楽しめるポイント増えるかもしれない。
総じて、「育成」以上のメインコンテンツだと思っているし、この部分への注力が続く限りは今後もゲームとして当分は安泰だと私は感じる。

対人戦で勝つ瞬間が至上の喜びとはいえ、あまり根を詰めすぎないくらいがバランスよく楽しめるのだろう。
そこそこ無理のない課金でも長くやっていたら一定のサポートカードを揃えることはできるし、因子という資産の蓄積も大きい。
対人戦が一周年を迎える来年の春を過ぎた頃には別のコンテンツが追加されているだろうし、もう少し変わった楽しみ方が待っていることを期待して、これからも適度なストレスと仲良くしながら遊んでいこうと思う。