K's Graffiti

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キャンサー杯2022準備

今年七月のチャンピオンズミーティング・キャンサー杯のレギュレーションは、阪神・芝・2200m・右回り・夏・曇り・稍重、ということで……先月末に現実で行われた宝塚記念と同じコースとなるが、中距離チャンミは直近の四開催で三度目になる上に、一か月のズレはあるものの昨年の同時期と内容が被っていて、そろそろ新しい刺激が欲しいような気がしないでもない。
とはいえ、ほぼ運ゲーの新潟1000直なんてことになったら嫌なので……メインシナリオのこともあるし、ロンシャンなど海外レース場の実装に期待している。

 

先月から中旬開催に移行したチャンミだけれど、今月は前回よりも準備期間に余裕があっただけでなく、メイクラ環境になってからの中距離因子の充実度合いから考えても、全トレーナーにとって比較的、完成度の高いウマを作りやすいのではないかという気がした。
ただ、レース場が変わったとはいえ、阪神は特に中山と似ている部分があり、いわゆる上位Tierに名を連ねるウマたちはアリエス杯と大きく変化がないように思われる。
要するに、勝つためのハードルを下げるなら、クリオグリ・水マル・チョコボン、という「いつものメンバー」を選出するしかない。

逃げの脚質は相変わらず強く、全体的な比重が逃げに寄れば寄るほど後方脚質には厳しい展開が余儀なくされる。
同じ中距離でも、直線の長い東京で行われたタウラス杯は「追い比べ」が発生しやすく差し追込に大きなチャンスがあったけれど、直線の短いコースでは初めから前に行くウマが有利という傾向がどうしても出てしまう。
これは実際の競馬と同じ特徴なので、再現度という意味では文句などない。
しかしながら、育成のマンネリ化が避けられないのも事実と言っていいだろう。

準備期間が確保できるとは書いたものの、勝利への期待値を高めるために強さを追求していくと、その難易度は決して低いものではない。みんな条件は同じなのだから、手を抜いたら相対的に後れを取ることになる。
追い比べに頼るよりも中盤から終盤にかけての速度スキルや加速スキルに重きを置くことになるため、慣れ親しんだ「スピパワ賢さ」育成が基本だと思うのだが、ステータスは上げやすい反面、スキルの取得という運任せな側面が増えるため、根性育成とは一長一短なところがある。
バ場が稍重であるため「良バ場の鬼」が無効にはなるけれど、下手をするとアリエス杯の使い回しのほうが強いかもしれない。
最初から完成へのハードルが高いところが、今回のつらいポイントだろう。

 

個人的に使いたいウマの話をすると、アリエスやタウラスで採用したものの活躍させることができなかったダイヤちゃんやアルダンが一応は候補に入ってくるところではあった。
クリオグリと逃げの品評会にはうんざりしているから、モチベーションさえあれば育成リソースを彼女らに回していたかもしれない。

残念ながら、二年目に入ってからは何がなんでも勝ちたい、といった熱意が失われてしまったので、できるだけ省エネ育成で済ませたい気持ちが大きい。となると、100%に仕上がらなくても善戦してくれる可能性の高い「強キャラ」に頼らざるを得ないところがあった。
なんだか矛盾しているようだが、全力でないにしろ負けていいというわけではないので、いずれにせよ強いキャラクターの採用確率は高くなってしまうのだ。趣味パで挑んで活躍させてあげられないと、それはそれで気分が悪くなる。つくづく難しいゲームだ。
実は、個人的には初めての構成ではあるのだが、ウマ娘のチャンミ界隈ではデフォルトデッキと言っても過言ではないお馴染みの三人を、だから今回は仕方なく使うことにする。

サポートカードについては、逃げもクリオグリも同じ編成にした。
稍重のおかげでトップロードが必須にはならず、したがってフレンド枠はパワーエルを選ぶことができる。クリオグリの場合は脚質分布次第でキラーチューン不発の可能性も出てくるため、ノンスト目的で賢さユキノの選択肢もあったし、むしろ普通はユキノを採用するのだろうが、加速の効果量的に私は「垂れウマで十分」派閥であり、賢さの盛りやすさと、コーナー回復の取得手段の関係からシービーを使いたかったため、ユキノは使わないことにした。
また、スタミナと根性を固定値で上げられる上にやる気の管理が容易になる樫本代理、右回りのヒント持ちで最強の賢さカードであるファインを確定とすると、編成は自然とキタサン樫本ファインシービー+フレンドエルは固定で、残りをどうするかという話になる。
代理については好みもあるだろうが、あまりにも代理入りのメイクラ育成に慣れてしまったので外せなくなった。残りはスピードにするか、持っている無凸ユキノという可能性も残ってはいるけれど、全体的な仕上げやすさを優先してビコペを使うことにした。

本日までで、グレードAの決勝に進むことはできるであろう三体は出来上がっている。若干、スキルが十分ではなかったり、掛かったらスタミナ切れを招いてしまいそうな不安があるため更新を狙っているけれど、距離Sの継承と文句ないステータスに加えて各種スキルのヒント獲得および切れ者が噛み合う育成なんて、滅多に引けるものではない。
毎日レンタル本育成で運試しをしているが、刺激に乏しい育成の連続にモチベーションも下がってきたし、現状のメンバーを決勝に登録することになる公算が高いだろう。