K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

ドライアイ

原因は不明なのだが、このところ目が乾いて仕方ない。いや、乾いているのかどうかも実際には定かではないのだけれど……とにかく目を開けていられなくなる状態に毎日、特定のタイミングで陥る。
これは、ある意味で便利なサインでもある。私が主観的には気づいていない、身体が発する休眠を求める警告なのだと……つまり、目の乾きが顕著になるのは基本的には夜中だ。

 

具体的に何時間と決まっているわけではない。体調次第で、発生時刻に変動はある。
ただ、その日に起きてから12時間〜16時間の間に、いわゆる目が「しょぼしょぼ」した妙な感じになって、視覚情報を取り入れることが困難になる傾向がある。
必死に瞬きを繰り返すことで一時的に目を開けていることはできるものの、無理のないニュートラルな状態を目指すなら即座に瞑目して横になりたい気分と言う他ない。
以前にも、徹夜明けの早朝に似たような経験をした記憶は何度かあるけれど、ほぼ毎晩となると話は変わってくる。
いったい、私の目に何が起こったのだろうか。

翌朝、目を覚ました直後には大して違和感はないのだ。
一般的にドライアイがどういうものなのか知らないけれど、私は昼夜に関わらず乾燥に悩むものだと思っていた。ひどい場合には、目薬がなければ日常生活もままならないと……そういう意味では、連続活動時間が一定ラインを超えた末に目から眠気を誘発してくれるのは、不眠症気味の私にとっては悪いことばかりではないのかもしれない。
おかげで、若干の不都合は生じつつも、このところ睡眠関連の悩み自体は減ったように感じる。

これがいつから始まったのか、よく覚えていない。おそらく先月の後半か、今月の前半くらいだったと思うのだが、別にそれ以前と比べて生活が大きく変わったわけではないし、食生活を含め体質に変化が生まれたとは思えないのだ。
まぁ年齢を重ねたことによる老化現象の一環と捉えるなら、急に身体に不具合が出てくるのは不思議なことではない。
問題があるとすれば、まだ私は老化を真剣に考えるほど老けてはいないという点なのだが。

夕方までは平気だというのに、それから数時間にはガラッと調子が変わる。一度その状態に移行すると、もうポンコツも同然だ。とにかく、眠って目を回復させなければ駄目になってしまう。
実際問題、かなりしんどい。
日記を書くことが多いのは22時前後なのだけれど、ちょうどそれくらいに目が使い物にならなくなるため、今日もそうだが文章を書いているにもかかわらず、あまり画面をじっと見ていられない。
なんとか頻繁な瞬きや薄目状態を駆使して仕上げてはいるものの、誤字脱字があっても気づきづらい上に、ギリギリのところで頑張る反動により、書き終えたら本当に目が開かなくなってしまうから困ったものだ。

 

解決策を考えてみたのだが、目薬を使う以外には、昼寝をすることくらいしか思いつかなかった。
そういえば、先週や先々週は日によって長めの昼寝を行うことも多かった。今週は昼寝の機会を減らして、比較的長時間にわたって連続稼働していることが多かったから、途中で目を休ませていないことが影響している可能性は大きそうだ。
結局、昼寝をしないほうが一回の睡眠時間が長くなって熟睡しやすいため、健康的ではあるのだけれど……ここまで夜にパフォーマンスを落とすようになってしまうと、必ずしも良いことばかりではない気がする。

もうしばらく様子見してみて、改善が見込めず目がつらくなる一方なら、目薬の購入および常用を検討するしかないのかもしれない。
はたして余計な手間と出費を許容するだけの価値が、疲れきった夜の時間にあるのかどうか、判断に困るところではあるけれど。