K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

気まぐれに任せて

先日のことだが、昨年ウマ娘の少し前にリリースされた某アプリを試しに始めてみた。
そもそも興味はなかったのだけれど、ちょうど1.5周年の記念らしくキャンペーンをやっていたので、無料でたくさんガチャを回せるなら、と軽い気持ちでインストールしてみたわけだが……ガチにならない限り内容的には大して時間の取られないゲームだから、今のところはマンネリ化した日常に変化を加える暇潰しに最適のように感じている。

 

しばらくプレイしていて思ったのは、主にシステム面がほとんど既存のゲームのコピーだということだった。
コピーと書いてしまうと悪く聞こえてしまうかもしれないけれど、あまり迷うことなくゲームに馴染めるという点では、過去のゲーム経験が活きるようであり、適当にコンテンツへの関心を満たす目的であればむしろ助かる仕様でもある。
確かに新鮮味には欠けるし、やっていることと言えばアズレンやプリコネを合体させて、キャラクターと世界観を入れ替えたようなものだから、すぐに飽きてしまう人も少なくないだろう。
特にプリコネにそっくりなのだが、かつて私は一年ほど真面目にプリコネをプレイしていた時期があるから、そういえばこんな感じのゲームだったな、と懐かしむような気分にさえなった。
あのゲームも、そういえば1.5周年のタイミングで始めた覚えがある。こうして考えると、無料◯◯連というのは新規ユーザーを引き込むのにかなり効率の良いキャンペーンなのかもしれない。

時間と体力は有限であり、今さら新しいソシャゲに大幅なリソースを注ぐ気はないから、今回のこれは気まぐれプレイでしかない。
いつまで続けるか一切の想定はしていないが、課金の予定はなく、満足したらログインは途切れるだろう。
ウマと違うのは、スタミナ消費とデイリーミッションの消化が毎日数分で可能なところだから、意外と続いてしまうかもしれない。
石を地道に溜めていって、気に入るキャラクターがガチャに登場したら放出するスタイルで、まったりコンテンツを知っていけたら幸いだろう。

 

流行りのゲームというと、ウマもそうだし原神もそうだが、自らある程度のところまで深く遊ばないと理解できない領域があると思うのだ。
Twitterを眺めていたら、その手の話題が定期的に流れてくる。しかし、コンテンツをまったく知らなければ盛り上がりを楽しむことはできないし、たとえば素晴らしいイラストが視界に入ったとしても、キャラクターへの知識がなければ「いい絵だなぁ」で終わってしまう。
もちろん、世の中に溢れるあらゆるコンテンツを遊ぶことはできないし、主体的に知ることのできる情報に限界はあるのだけれど、今後のインターネット社会を楽しんで生きていくためには、流行には敏感にアンテナを張って自らの中に取り込んでいく努力も必要だと思うのだ。

まぁしかし、そうだとしたら1.5周年のタイミングというのは出遅れもいいところで、場合によっては流行が一段落した後になってしまうわけだから、本当に何をやっているのか意味がわからないのだが。
それはそれとして、現在進行系の私が満足できることが一番なので、今後数日から数週間にわたって、ブルーアーカイブを脳内にインストールしていこうと思う。