K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

某数字と己の勢い

あまり大きな声で語る話題でもないのだが、このところ寒くなってきてペースに影響が出ているような感覚があったので、久しぶりに振り返ってみようと思う。
確か、過去の日記でも二度か三度か取り上げたテーマなのだが、それが具体的に何を指しているのかは今回も明文化しないまま書いていくことにしたい。
私が日々、欠かさずに記録している……とある数字の話だ。

 

抽象的に上手く説明するのは難しいけれど、その数字に関する特徴を挙げていくと……一日に増加する値は平均すると1前後に収束するものであり、増加ペースは気候の影響を受けやすく冬よりも夏のほうが多い。
ある意味で毎日の努力というか、地道に積み重ねていく代物であるため、一年を通じて0や1000などの極端な結果になることはなく、大半の場合は200台で終えることがほとんどだ。
生活習慣との密接な関わりがあるため、一定期間の数字の大小によって、その月であったりその年であったりの好不調の波を、単なる体感だけでなく客観的な数字として観測することが可能になる。
もっとも、具合が悪いから数字が伸びない、元気だからペースが上がる、といった単純な話でもなく、たとえば忙しければ鈍化するし暇なら想定以上に増えている、なんてこともあるのだ。
総じて、後から振り返ってみた時に、生活上の変化を思い出すためのヒントとして活用できるものだと考えている。

細かく記録し始めたのは2016年からなので、それ以前についての詳細は不明だが、記憶が正しければ2014年と2015年はどちらも年間の合計値が219だった。
以下、先月末までのデータを載せておく。

数字

赤字にしているのは平均を上回っている箇所だが、これを見て確かに言えることは、2020年は何かがおかしかったということだ。
すべての月で平均を超えており、合計に至っては唯一の365以上、つまり一日あたり1を上回るペースで積み重ねたということで、簡単に真似できるものではない。
いや、世の中には多種多様の人間が生きているから、人によっては年間1000超えも余裕ということもあるだろう。ただ個人的には、もう一度365以上を目指そうとすると、何かを犠牲にしなければ達成困難であると言わざるを得ないのだ。

そういう意味では、2022年は決して悪い水準ではない。
先月末までで今年は273日を終えているが、その時点で229回ということは、同じペースで進むとすれば、年末時点では306付近まで増えると予測できる。
2019年や2021年とは誤差程度の差であることから、おそらく特別な出来事がなければ、これくらいが現在の私にとって自然に実現できる回数なのではないかと考えられる。
比べてみると2018年以前は明らかに少ないし、そこまでペースを落とせと言われても厳しいように感じる。一方で、2020年のような爆発は期待できるものではないというか、意図して増やそうとしても、どこかで無理が生じるだろう。

 

相変わらず、体質的に冬という季節を苦手としているため、寒くなるとこの数字に限らず、あらゆる活動レベルが低下しがちなのだけれど、数字に関して言うと今年は夏の伸びが案外なところがあったため、特に冬場の停滞が心配される。
何かこう、中期的な勢いというものが身体の内側から出てくる感じがしないのだ。燃えるとしても、せいぜい数日くらいのもの。
このあたりの調子は年によって異なるため、必ずしも原因は気候だけに求めることはできないけれど、とりあえず数字として出ている以上は、冬の寒さが私の活力を削っているのも明らかなので、近いうちに寒さ対策を講じる必要があるだろう。

いつの間にか、すっかり夏は終わってしまった。今は秋、と言えば秋らしくはあるのだが、時間帯によっては冬と変わらないくらいに冷気を感じることができるため、もう秋も残り少ないのかもしれない。
結局、昨年の冬から今年の春にかけて抱えていた悩みのいくつかは、夏を越えても解決せず、再び冬に持ち込む羽目になってしまいそうだ。
来年の暖かくなる頃まで、私は現在よりもマシな精神状態で生きていくことができるだろうか。日に日に、不安が募っていくのを感じる。