K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

1,095日目を過ぎて

先日から「日課」ではなくなった日記という習慣ではあるけれど、それでも一応は毎日の生きている証として軽く文章の更新は続けている。
日記を書かない日の特徴として、長文化するほどのネタが思いつかない場合、あるいは体力的に難しいと判断した場合が挙げられるが、従来は都合など関係なく無理にでも作文していたのだから、我ながら頭の悪いことにコストを割いていたと思わざるを得ない。

 

そんな形で頑張って継続していた日記に対する取り組み方を変えたのは、モチベーションの低下も理由のひとつではあるのだけれど、今月上旬にちょうど3周年という節目を迎えたという状況が大きい。
心理的に、中途半端ではなく、ある程度やりきったという達成感があったのだ。
時間は有限である以上、その使い方の工夫は人生において不断に直面する課題であると言える。退屈に耐えられない人間という生き物は、絶えず様々な物事に興味の矛先を向けるものだが、それを実現する余裕がなければ何も意味がない。体調を整え、モチベーションの維持に努めるのも数々の取り組みには欠かせない要素ではあるけれど、何より重要なのは時間を確保することだろう。
そういう観点で、日記というのは一種の行動制限になってしまっていた。冷静に考えると、その暇を他の作業に充てることができていたら、どれだけの進捗が生まれていたか……文章を構築する習慣が悪いとは決して思わないが、これは別に、毎日絶対という縛りを課さなくとも、週に数回の頻度さえ守っていれば能力が落ちるわけではないと思うのだ。

今週は外出することなく、何か物申したいトピックがあったわけでもなく、一方で生活リズムが終わっていて日記を仕上げるのが大変に感じたから「生存記録」が連続してしまったわけだけれど、唯一のデメリットを挙げるとするならば、こうして日記を書こうとした時に以前よりも腰の重さを感じるようになった点だろう。
日課という圧力が失われた結果、面倒くさいという感覚が顔を覗かせるようになった。
今後は日記を書くにあたって、就寝が近い頃だと一日の疲労感に負けてしまいそうだから、よりアクティブな時間帯、己のコンディションが万全のタイミングに合わせる必要があるかもしれない。

 

さて、前置きはこのあたりにして、本題となる一年間の軽いまとめに入ろうと思うが……まぁ大したことはない。
昨年も、確か一昨年も実施した気がする。
ブログの機能を使って全記事をテキスト形式でエクスポートし、365日間の記事だけ抽出して文字数を計算するというシンプルなものだ。
どんな一年間だったかを、日記それぞれに基づいて振り返るのは流石に情報量が膨大すぎて処理しきれないため、大雑把に字数という指標を用いて、私が日記に費やした時間や労力から、なんとなく生活の流れを推し量ろうという……意味があるのかないのか、ただの好奇心を満たすための作業に過ぎない気がしないでもないけれど、やっていこうと思う。

抽出前の感覚としては、この一年間は若干、字数が多いのではないかと思った。というのも、それ以前と比べたら競馬の予想や回顧、チャンミの準備や結果といった恒例の記事たちが、慣れもあって長文化の傾向にあったからだ。
内容的には、一部がテンプレ化していたのもあって労力が明らかに増大していたとは思わないけれど、単純な字数だけで見るなら絶対的に文章量が増えていたという実感がある。

というわけで、結果は以下のようになった。
参考までに過去のデータも載せている。

365日時点で、およそ650,000字。
730日時点で、およそ1,300,000字。
1,095日時点で、およそ2,025,000字。
記事あたりの平均字数は約1,849字、期間平均にすると1,986字となる。

体感と実際の数字が一致していた。
ギリギリ2,000字に届かない結果ということで微妙な悔しさはあるものの、特に何も書きたい事柄がない日が大量に混じっていながら、これだけの数字を平均で叩き出すというのは、普通に考えて凄いことではないだろうか。

一年目も二年目も同じようなペースで書いていたわけだが、三年目は10%以上の増量になっているわけだから、確かに気づかないところで負担を感じていた可能性はある。
下手にノルマを意識しすぎたせいで身を削っていたのだとしたら、もはや本末転倒だ。思いきって止めることにしたのは、実は良い判断だったのかもしれない。

 

ついでに、正直どうでもいいと思っているアクセス数についても、昨年に言及していたので少しだけ触れておこう。
触れる、というより数字を以下に並べるだけではあるが。

2020年5月〜2021年5月 2,576
2021年5月〜2022年5月 7,307(4,680)
2022年5月〜2023年5月 8,996(1,689)

Googleの検索に引っかかりやすいようなワードを多分に含む記事が減って、他人が興味を抱かないような私生活の話題が中心となっていった傾向を読み取ることができる。
人気コンテンツに絡めた日記は人を呼び込みやすい性質があるけれど、アニメをほとんど見なくなったことや、遊んでいるゲームの種類が少ないせいか、あまり書いた記憶がない。
仮に面白いと思ったとしても、わざわざ記事にするほどでもないと判断することが増えたような気もする。コンテンツ関連の文章を書くためには、なかなかエネルギーを使うのだ。体力が落ちたということなのだろうか。

今後は、ブログ更新にあたって特に目標などを設定していくつもりがないため、本当にただの生きている証明にしかならないと思っている。
どうせ誰にも見られていないのだし、たまに自分で「あの日あの時は何をしていたのだろう」と顧みるための材料にできれば、それで十分なのだ。
ゆるりと、マイペースに続けていきたい。