K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

全力期間

昼を過ぎたくらいに布団に入ったのだから、起きる時間にはすっかり日が暮れて暗くなっている。そんな当たり前のことを眠っている最中の私は認識していなかったので、目覚めた時に部屋が真っ暗なのに気づくと、ひどく動揺してしまう今日の起床だった。
慌てて枕元のスマホで時間を確認したところ、実際には大して長時間というほどの眠りでもなかったから安堵した。

 

むしろ眠気は消えず、二度寝に突入する勢いすらあった。中途半端に目を覚ましたところで、どうせ半日も体力は保たないのだから、身体が動きたくなるまで休むのも悪くない。
とはいえ、それから数時間後となると深夜帯に突入してしまうし、諸々の日課にも支障が出るから、結局は眠りきれずに起きる羽目になった。体調は決して良好とは言えない。
ともかく、毎日のように寝起きの時間帯が異なっていると、目を覚ました時の認識がバグるということある、ということがわかった。いつか本当に自律神経がイカれてしまうかもしれない。

最近の出来事というか、最も頻繁に感じていることは「寒い」の一言に尽きるわけだが、気温の低下に比例して私の活動能力も落ちてきているのを実感する。
起きてからしばらく、食事を済ませてから数時間は目の前にある取り組むべき行為に対して前向きになれるのだけれど、徐々に疲労が蓄積していき身体の芯に冷気が浸透していくにつれて、モチベーションは逆相関の様相を示すようになる。
起床時刻に関係なく、おおよそ覚醒から6~8時間前後をひとつの区切りとして、いったん休憩を挟まなければやっていけない。
これ自体は一般人にも当てはまる常識的な状態ではあると思うのだが、私の問題点は回復までに手間を要することだ。
休憩の仕方は人それぞれだろうけれど、おそらく最も効率的である「昼寝」を実施したとしても、なかなかパフォーマンスが戻らない。一日の後半は、ずっと身体のどこかが重苦しい感覚を抱えたまま過ごすことになる。
そういう意味で、私が能力をベストに発揮できる条件は、寝起きの2時間後からそれ以降の5時間前後ということになる。
思い返すと、学生時代から午後はつらくて、苦しくて、どうしようもなかった。

己の肉体を理想的な形で動かすには、その限られた時間帯に最も大変な作業を持ってくることなのだろう。
気合を入れて取り組まなければならない……まぁそんな作業は久しく抱えていないから現状は困ることが少ないものの、いざ集中力が要求される境地に立たされた際には、この時間感覚を覚えておかなければ後悔することになるかもしれない。
主観的には、このベストタイミングとそれ以外においてはパフォーマンスの差が明らかなので、これを外して上手くいかないとしても、それは運が悪いのではなく自己管理の失敗として処理するしかないだろう。
感覚的な話なので言語化するのは困難を極めるが、集中ゾーンを越えた先にあるのは、面白いようにポンコツ化した私なのだ。

少し前まで引っかかることなくクリアできていた数々のミッションが、途端に高い壁へと変化する。時間がもったいないから続行するものの、まるで歯が立たない。
何時間も粘るより、素直に諦めて翌日に回したほうが、結果的に早く終わりそうなくらいに私のスペックは急激な落ち込みを見せる。
対象が関心事であればロスタイム的に集中力が持続することもあるけれど、長くはない。
無闇に頑張りすぎると反動で翌日も使い物にならなくなるリスクも否定できないため、駄目だと感じたらその瞬間に作業を停止するのが、虚弱な身体には最適な選択なのだと思う。

 

さて、特にオチもなく退屈な日記になってしまったが、こうなる理由はたいてい、目ぼしい出来事が発生せずネタに困っているからなので、引きこもりを続ける限りは対策しようがない。
個人的には、物事にオチなんてわざわざ必要ないと考えているタイプだから、締まらない終わり方でも構わないのだが……ああ、そうか。次にネタに困った際には、「オチを求める人間」について軽く書いてみることにしよう。
明日になるか明後日になるか、それとも忘れてしまって書くことはないのか、今の私は知らないけれど。