K's Graffiti

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チャンミDIRT(202308)準備

船橋・ダート・1600m・左回り・夏・晴れ・良バ場で行われる今月のチャンピオンズミーティングDIRTだが、やや時期のズレた「かしわ記念」ということで、久々に大舞台でダートのウマを走らせることができる。
前回のダートチャンミは二月の東京マイルで、その前が昨年九月の大井2000m、およそ半年ごとに開催されているけれど、次は順番的に中距離だと思っていた人が多いだろう。私もそうだった。
どちらにしても走れるウマが少ない以上は同じようなメンツになるわけだが、マイルは運ゲー要素が強くなるため個人的には嬉しいものではなかった。

 

「準備」と言いつつ別に大したことをするわけではなく、事前に大まかな環境を予想するだけになりがちなので、わざわざ書く必要があるのかどうか微妙なところではある。
そもそも開催の直前では何かを変えようと思ったところで時間的に無理があるため、全体的な方針を決めるのだとしたら条件発表の日に書くのが妥当という話もあるし、結局は日記という日課をこなすためのネタに過ぎないのかもしれない。

さて、そんな感じでモチベーションが上がらない中、いつの間にか始まりそうなチャンミについて考えていくわけだけれど、先に結論から言ってしまえば、ほとんどリッキーしか勝たない。
船橋レース場は小回りかつ最終直線が短い。小回りということは外を回す分だけロスが大きくなるため、最内を回れる逃げ以外は不利になりやすいのだ。その上で、直線の短さが追い比べによる後方からの差しを困難にしている。
終盤入りが小回りのコーナーであるため、逃げ以外だとその時点である程度は前に付けているか、あるいは運良く前が空いていてロスなく加速する必要がある。
中盤の挙動は乱数に依存するし、そもそもリッキー自体の中盤力が非常に高いため、かなり仕上げていても後方のウマだけで高勝率を出すのは難しい。逆に、リッキーは悪くない確率で接続できるだけでなく、進化スキルのおかげで終盤の火力も先行と比べて遜色ないくらいに高いため、わりと適当な仕上げてもチャンミの予選環境なら勝ててしまうだろう。
ゆえに、省エネで勝ちにいくとするならばリッキーは確定として、残りをデバフ2にするか、バ群を伸ばすために逃げ1デバフ1にするのが余計な労力を使わなくて済むだろう。

労力を使いたくないという時点で、ゲームそのものに対するやる気が疑わしくなってくるが、これはもう仕方ない。だって、もう二年半も同じことを繰り返しているのだから。
決勝で勝てた時の快感は確かに素晴らしいが、相当に時間を犠牲にしなければ確勝級の体制で臨むことができない以上、中途半端に頑張ることのコスパがかなり悪い。因子やサポカなど既存の資産を上手く活用すれば、そこそこ軽めのプレイ時間でも良いところまでは行ける。
全体的にアクティブが減っているのは周知の事実だが、一方で辞めやすいのはカジュアルに遊ぶユーザーであるため、どうしてもチャンミ決勝クラスになると強い人の割合が過去と比較して多くなってしまう。まぁインフレのせいで誰もがそこそこ強いウマを育てられるようになったというのもあるが、初年度は8割か9割くらい勝てそうな相手を引けていたのに、最近は決勝の期待勝率なんて6割あればいいほう、くらいの認識になっている。
そういうわけで、これは私の場合だが、もう本腰を入れて取り組める環境ではないのだ。

一応、ウマの中身について触れておくと……ほぼ必須なのが先駆け+地固め上位の盤石の構えと、序盤の競り合いのためにトップランナーは欲しい。できれば太陽の叡智も持たせたいが、スキルptが重いため切れ者を引かなければ難しいかもしれない。
あとはヒントの獲得次第でコスパの良い速度スキルを積んでいき、終盤の加速用にハイボルテージを持たせたい。これは必須かどうか諸説あるらしいが、高い安定感を目指すなら積まない理由はないだろう。
極めるなら、序盤用にマイルの支配者も必要ではあるのだけれど、サポートカードの所持状況によりスピタイキを積めないため、私は積極策と継承Cacaoで代用することにしている。
その他、逃げに積みたいスキルセットである危険回避+ポジセン+アオ賢だが、船橋はスタートから最初のコーナーまでが短いため、発動タイミングによっては危険回避が不利に働く可能性もある。そのため必須とは考えておらず、外枠を引いた時に距離ロスをケアできるように、最低限ポジセンかアオ賢のどちらかを持っておけばいい、くらいに思っている。
あとはリッキー固有の緑6だが、今回は条件的に揃えるのが極めて困難というわけではないものの、ヒントや継承の出目によっては揃わないことも普通にある。育成の上振れとマイルSの継承に噛み合えばいいけれど、レンタル本育成のみの省エネでは絶対とは言えないところがあり、スキルの効果量的には加速が乗る緑5でも妥協ラインではあるかなという考えだ。
下り坂がないためスタミナは意外にも必要らしく、根性を1000とするなら、だいたい750くらいあると安心できる。なお、位置取り争い中に掛かったら800程度ではアウトで、900でも怪しいくらいなので、考慮しないこととする。

 

半年ごと、つまり周年記念の直前には毎度こうなっている気がするのだが、どうにもユーザー全体に暗い空気感のようなものが漂っているように思えてならない。
実際、直近の数か月はネガティブなニュースがいくつも出てきていて、仕方ないところはあるわけだが、好きな人間からすると、どうしてこうなったとしか言えない。
まぁサービス開始初期から嘆かれていたことではある。あまりにも運営が酷すぎるのだ。ユーザーのほうを向いていない。意見に耳を傾けないから、やることなすこと不興を買ってユーザー離れを引き起こす。
爆発的なスタートで、既に多くの人間が触った後ということもあるだろうけれど、新規がほとんど増えていないのも問題だ。新規に優しくないから定着しない。ちょっと育成を遊んでシナリオやライブを楽しむくらいなら開始時期を問わないが、その先にあるコンテンツで上位を目指そうとすると途端にハードルが上がりすぎる。
サポートカードは相変わらず複数を重ねなければ使い物にならない場合がほとんどであるにもかかわらず、ガチャは追加されるばかりで闇鍋度が増す一方だし、凸アイテムである虹結晶の入手量が緩和されるわけでもなく、一向にイベント復刻されないから過去のイベサポの入手手段が存在しない。
「メインコンテンツ」であるメインストーリーは一年以上も放置されるというソシャゲとしては前代未聞の状況で、さらに舞台やアニメという上質なクロスメディアを展開しながら、そのタイミングで目玉のキャラクターを実装しないという杜撰なスケジュール管理……せっかく魅力的なライブが追加されても、そこで映えるキャラクターが選べないのでは意味がない。運営内部各所の連携が取れていないのは火を見るよりも明らかだ。
リリース開始から遊んでいる私としても、今のゲームを新しく誰かにオススメしようとは思えなくなってしまった。

決して素材は悪くないのだから、運営次第ではいくらでも盛り上がるポテンシャルは秘めているはずなのに、どうしてこの会社はこう……他のIPにも当てはまるけれど、せっかく大きくしてきた自社のコンテンツを食い潰して腐らせるような真似を繰り返すのだろうか。
間近に控える2.5周年では、アニメ3期も始まるし、そこそこ盛り返すだろう。しかし、それ以降は真っ暗だ。
流石に、出ている数字から危機感を覚えないはずがないため、そろそろ運営にメスが入ることを期待したいわけだが、この分水嶺で変化が見られないとなれば、いよいよ……かもしれない。