K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

アクエリアス杯2023準備

今月のチャンピオンズミーティング・アクエリアス杯のレギュレーションは、東京・ダート・1600m・左回り・冬・雪・重バ場、ということで……予想はしていたけれど、その中では意外に感じるコースとなった。
まぁよくよく考えてみれば開催時期がリアルのフェブラリーSと重なるタイミングだし、基本的には前年と同コースであることが多いのだから、不思議でもなんでもない。一年間の環境変化を感じることもできるし、決して悪くはないチャンミなのではないかと思う。

 

条件が決まってからルームマッチで確かめてみたところ、特にこのキャラ、この脚質が飛び抜けて強い……ということはなさそうだった。
展開やスキルの発動次第では誰でも勝てる混戦模様で、強いて言うなら加速スキルの多さと脚質補正による速度差の分で追込が安定しやすいかもしれない、といった印象だ。
追込が強いのはずっと続く傾向だから、もはや省エネスタイルで高勝率を目指すためには確定枠になりつつある。シナリオに噛み合っている賢さシービーから貰える強攻策が強いのもあるが、とりわけ短距離マイルにおいては電光石火で稼げるバ身が群を抜いていて、加速スキルの発動が運ゲーになりやすい先行と比べると段違いの安定性を誇るのだ。

今回、コース自体はキャンサー杯2021やジェミニ杯2022の芝1600mと変わらず、有効な加速スキルや有利に戦えるキャラクターは被っている。終盤開始地点は最終直線に入る直前のコーナーであり、逃げは安定のアンスキプランチャ、先行はつぼみプランチャぐるマミあたり、差しは相変わらず弱くて、追込は電光石火に轟と直線一気、あとは上昇気流などのランダム加速に頼る形になる。
重バ場であることに加えて、終盤開始からしばらく上り坂であるため、他のコースと比較してパワーに頼った加速には大幅に時間を要することになる。そういうわけで、いかに早く加速スキルを出せるかが勝ち負けを決める大きな焦点となるだろう。

編成案としては、逃げと先行と追込をどう使い分けるかというところだが、これは各々の好みで決めてしまってもいいかもしれない。結局、その脚質にとって最適なポジションを取った上で、ほぼ最速で加速スキルを繰り出せば勝てるのだから。
ただ、逃げはアンスキプランチャだけでは火力不足に陥りやすく、逃亡者の有効発動も欲しい印象がある。先行も継承加速だけでは不十分で、本体加速があったほうが安定感は増すだろう。追込は正直、電光石火が強すぎるので誰でも勝てそうではある。

逃げで勝ちたいなら、ファル子リッキーあたりの上振れ狙いになる。先行はタルマエがベストで、次点でタイキシャトルも候補になるだろう。追込は自前でランダム金加速を持つデジたん最有力だが、固有スキルが噛み合っている正月ウララもかなり強くて、大いに活躍が見込める。
そんな中、私の使える手札で最も勝利期待値が上がりそうなのは、おそらく逃げ1追込2という編成なのではないかと思っている。
使うキャラクターとしては、昨年も採用した桃ファル子に委ねたい。逃げリッキーは仕上げたら強いけれど、固有スキルの発動箇所と成長率の観点から、手間を惜しんで参加するならファル子に軍配が上がりそうなのだ。追込は、アグネスデジタルも正月ウララも持っているため、悩まなくて楽だった。
ちなみに、一般的に仕上げやすいとされている先行だけれど、私が完凸スピードタキオンを所持していないことと、加速に順位条件があって自ら運ゲー要素を強めてしまう点から、今回は嫌いたくなった。
唯一、編成上の致命的な負け筋としては、対面が逃げを出さずファル子が単騎逃げになってしまい、2番手のエルや3番手のタルマエらに最速固有を出されて、さらに追い比べでアシストしてしまうパターンが想定される。これを回避するには逃げを出さず、仕上がった先行を出すのが正解になりそうだが、それはそれで対面の逃げが独走状態になったり、バ群が伸びず後方勢がぐちゃぐちゃになって加速不発事故を招いたりするリスクもあり、絶対的な正解は存在しない。
まぁ実際のところは、予選ラウンドの結果を見て判断したほうがいいのかもしれない。

 

今回もUF以上を目指すことはせず、評価値が低くても最適なスキルを取得していれば、一見すると格上に思える相手に対しても十分に勝てると踏んでいる。
そういうわけで、感覚的なものだが、なるべくクリアしておきたいステータスの水準は以下で考えている。
1450/601/1100/700/1100

スピードはマイルSが前提になるが、1600まで上げる必要なんてない。もちろん、理想を言えばカンストしているに越したことはないけれど、それを容易に実現できるほどサポートカードが強くないので仕方ない。
スタミナはコース補正があるため、絶好調時に601を上回る578は目指したいところだ。どうしてもレッスンの出目が悪くて届かないこともあるけれど、スタミナ500台前半ではそもそも全力で走りきれるか怪しいラインなので、盛れるなら盛っておきたい。
パワー根性賢さは上げられるだけ、パワー賢さに関しては最低限1000以上あればいいかなとも思うし、根性は600あれば見映え的にも妥協できないことはない。

なんだかんだ省エネと言いつつ、なかなか適性Sが継承しなかったり金スキルが完走しなかったりトレーニングが下振れまくったりして、妥協ラインのウマが出来上がるまでが遠くて大変なのだが、2周年を控える今月はウマ娘2の環境で行う最後のチャンミになるだろうから、モチベーションの低さには目を瞑って楽しんでいきたいところではある。
ひょっとしたら、ガッツリとチャンミ用の育成をする日々も終わりに近づいているかもしれないのだ。