K's Graffiti

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大決戦シーズン1・ペロロジラ(屋外)結果

ランキング形式の大型コンテンツとして新たに追加された大決戦だが、内容としては既存の総力戦の複製のようなものなので、実質的には新鮮味よりも労力が増えている感が否めず面倒……と思う人が多いようだ。
しかし、私はストーリーやキャラクターの魅力以外にも、かなり戦闘要素を楽しんでいる側の人間なので、チケットを温存できるにもかかわらず初日から試行錯誤を繰り返していた。
まぁ効率を重視するなら、先行者の編成を参考にできる状態になってから始めるほうが楽ではあるし、3属性それぞれやり直す手間を考えると、非常に無駄が多かったと言わざるを得ない。

 

Beta版のビナーやカイテンでは、報酬の不味さや不具合の発生、3属性をクリアしなければならない大変さから参加人数が総力戦に比べて減少する傾向が見られたが、本実装となった今回も同様にアクティブ数は総力戦を大きく下回る結果となった。
報酬面こそ改善されたものの、ゲーム体験としてはBeta版から大きな変化はなく、カジュアル層を動かすには依然として大きなハードルが存在しているように思われる。
2.5周年でユーザーが増加した影響により、大決戦として比較すれば約32万人から約35万人へと微増しているけれど、総力戦では約39万人から約53万人へと大幅に増えていたことを思うと、どうしても増加率という点では寂しく映る。
やる気のある人間は勝手にプレイするからいいとして、まだゲームシステムをよく理解していない人にとっては、3属性クリアしなければランキングに載らないとか、そもそも参加賞として10連チケットが手に入るとか、そのあたりの情報が十分に行き渡っていない可能性がある。
あるいは、夏休みの宿題を最終日まで残しておくタイプの人が、そのまま忘れてチケット全ロスなんてこともあったかもしれない。

さて、そんな感じでユーザーのモチベーションを刺激しにくいコンテンツとして始まった大決戦だが、今回は特に総力戦基準で上位の難易度を誇るペロロジラということもあって、事前に想定していたボーダーはとても緩いものだった。
少し前に開催されていた屋外ペロロジラでは、神秘のみのランキングでボーダーがInsaneの2凸TAとなっていたから、ヒナタほどの特効めいたキャラクターがいない爆発と貫通が追加される大決戦においては、各属性でInsaneを通せれば、ほぼチナトロは確定するのではないか……というものだ。残念ながら、見立ては甘かったらしい。
現実には、爆発は水着ヒナが大活躍して神秘と大差ないくらいのスコアを叩き出せる状況になっており、鬼門の貫通でどれだけタイムを縮められるかという勝負になっていたように思う。

最終的なチナトロボーダーのスコアは81,369,213、クリアタイムにして合計20分57秒ということになるため、おおよそ2凸+2凸+1凸+57秒程度と考えればいい。
3属性の合計タイムなので、実際には複数の3凸が混じっていたり、途中でギブアップするパターンもあったりして結果には多様性が見られると思うけれど、そこそこ戦力が揃っていなければ出すことのできないスコアが並んだのではないだろうか。
いわゆる「ヒソカ」がチナトロ圏内だけでも4桁単位で発生していたわけだが、性質上ボーダーが読みづらいのが大決戦の特徴でもある。ボーダー付近で踊り狂うのもまた楽しみ方の一つではあるため、場合によっては総力戦以上にスリルを味わえそうではある。
もし最終日を穏やかな心で過ごしたいのであれば、その前日時点で少なくとも1万位以内には入っておいたほうがよさそうだ。

なお、個人的な結果については一部をマスクしているが、以下の画像の通り余裕でチナトロを獲得することができた。

大決戦S1屋外ペロロジラ_編成

1000位台というのは、過去の総力戦結果と照らし合わせると上出来すぎる順位となる。Beta版のビナーで1315位というのがあったけれど、あれは本気で取り組んでいる人間が少なかったので参考外と見做すべきだろう。
最近は上位がTormentクリア者で埋まってしまうため、どれだけInsane内で上位のスコアを出したとしても3桁に入るのは難しくなってきた。私の場合は正月フウカというTormentほぼ必須のパーツが欠けている上に、ペロロジラはナツとレイサの両方が欲しいということで挑戦する気にもならなかった。
手持ちのリソースをすべて突っ込めば、もしかしたらゾンビアタックでTormentも倒せた可能性はあるかもしれないけれど、無理をせずともチナトロ余裕の状況で、僅かなコインのために頑張る意味を見出だすことができなかった。月末に控える次回総力戦のための育成素材を、見返りの少ないTorment挑戦のために失ってしまっては元も子もない。

一応、各属性について軽く所感を書いていこう。

軽装備
最初はムツキ+ウイで8割ほど削って、2凸目で残りを削る戦略だったけれど、水着ヒナが強いという風潮になってからは1凸を狙う方向にシフトした。
とはいえ、都合よく固有3の水着ヒナをレンタルに出してくれているフレンドはおらず、自前の水着ヒナは星3のままなので厳しい。
ゲーム内やXにおいて検索を続けた結果、どうにか最終日の前日にグラサンの水着ヒナを見つけることができたのでギリギリ1凸を通せたが……そのフレンドも完全体ではなく、おそらく愛用品がT1だったので、より強いヒナが使えれば2750万台のスコアを出せたはずだ。
全体を通じては、クリア自体は簡単だったけれど、水着おじさんの挙動が不安定なせいでハイスコアを目指すと大変な印象だった。

重装甲
貫通は単体火力こそ群を抜いているが、高火力・広範囲のキャラクターが他属性と比べて手薄であるため、対ペロロジラ適性に乏しいことが明るみになった。
机上論ではユズパチになるのではないかという話もあったけれど、蓋を開けてみればノノミかジュンコしか安定して高火力を出すことが難しい状況で、古参ならともかく、私のようにリソースかつかつな人間にとってはレンタルに頼るしか道がない。
幸運にも既存のフレンドの中にムキムキのノノミを出してくれている人がいたため、メインアタッカーの確保には困らなかったが、ノノミだけで1凸するには微妙に足りない感じだったので、残りをどう削るか工夫が求められた。
先にノノミ編成で大部分を削ってから残りを自前の貫通火力で倒しきるか、先に削ってグロッキーゲージを溜めてから2凸目のノノミで倒しきるか……いくつか編成パターンを試したところ、最終的には後者がベストだった。
1凸目では、防御デバフのかかった子ペロロやペロロジラ本体にミカのEXをぶつける。正月フウカがいたら楽だったに違いないけれど、とにかくここで350万ほど削った。子ペロロを吸い込んだら、すぐにギブアップする。
2凸目では、序盤と終盤にグロッキーを2回発生させて、孫ペロロに対するノノミの会心ガチャをすることになる。複数ヒットのため極端な上振れはしにくいが、わりと安定してダメージを与えることができるので、それほど試行回数は必要なかった。

特殊装甲
前回の屋外ペロロジラと同じTLで1凸撃破しただけなので、特に言うことはない。
当時はLv.85にT7装備なので会心ガチャがシビアだったけれど、Lv.87のT8装備になって単純に火力が上がっている分だけ通すのは楽だった。
今後も屋外の大決戦ではヒナタの活躍が確約されているようなものだし、欠片の消費は痛いけれど自前で固有3を持っておくのも悪くはないのかもしれない。

 

月末には新規総力戦のホバークラフトが開催される。
ここにきて新たに貫通が有効なボスということで、またミカを使った過酷なTAになるのかと思うと気が滅入るけれど、ギミックが不明な以上は何もわからない。まさか、連合作戦の仕様のままということはないだろう。
本体だけでなくミサイルも重装甲ならチェリノが最適入りしそうだが、もし弾力装甲であれば水着ハナコが活躍できるはずなので、個人的にはそれも悪くない。

増えた人がどれだけ残っているのか気がかりではあるものの、チナトロを狙う立場としては、多少は減ってくれたほうが嬉しくもある。
ゲームが盛り上がっているのも嬉しいことだから、こればかりは複雑な気持ちにならざるを得ないけれど……いやいや、ボーダーが緩和されれば解決する話ではないだろうか。アロナ?