2.5周年以降にブルアカを始めた人が多いのか、最近YouTubeを開くと初心者のVがシナリオ読み配信をしているのをよく見かける。私は半年前の最終編イベントのタイミングで、そのライブ感に追いつくためにメインストーリーを一気に読了したわけだが、わりと駆け足に進めたこともあって細部まで味わい尽くせていない感があった。
アニメや小説など創作物全般に言えることではあるが、物語というのはどれだけ面白くても、何度も繰り返し触れていく機会を作らなければ、なかなか全容を記憶しておくことは難しい。たとえ印象的なシーンは覚えているとしても、そこに至るまでの道筋であったり全体的な流れであったり、見返してみれば大したことのない要素を忘却してしまうものだ。
そういうわけなので、V自体にはそれほど興味はないのだけれど、実のところストーリーの朗読というのは個人的に需要の高い配信と言える。まぁ流石に全部を見るわけにもいかないため、声質やテンションといった相性によって選別する必要はあるが……誰もが通る「対策委員会編」に関しては、先月から今月にかけて4,5回は見たような気がする。
ぼんやりと思い出しつつも、自らの初見時には気づかなかった点や、先を知っているからこそ心に響いてくる描写などが多々あり、予想以上に楽しめてしまっているので当分は暇することがなさそうだ。
最も進んでいる人だと、ようやく「エデン条約編」の後半に差し掛かったあたりで、いよいよ面白さがピークを迎えている。今後も4th PVや最終編を見てどのような反応をしてくれるのだろう、と興味がなかったはずの配信者に対する感情の変化もあり、なかなかの沼かもしれない。油断しているとアーカイブが次々と溜まっていくから、時間が足りなくて困ってしまう。
