カレンダーを意識することがあまりないため、連休と言われてもピンと来ないことが多い。個人的な平日と土日祝日との違いを挙げるとするならば、私自身というよりは周辺環境の動きになるだろう。たとえば映画館に行くとか、スーパーに買い出しに行くとか、ちょっとした近場への外出なら人混みの観点から平日のほうがいいし、溜まっている洗濯物を片付けるなら電気代のスポット価格の都合で休日のほうが好ましいことが多い。
隣人の挙動に関しては不規則で読めないところがあり、データを取っているわけではないから確かなことは言えないものの、より安眠できる確率が高いのは平日のような気がしている。
そういえば、競馬も珍しく日曜に重賞が一つしか行われない。月曜に開催されるセントライト記念……ああ、そうだ思い出した。昨年も似たようなことを考えていた。もう一年が経ったのか。
この時季の連休は近年、シルバーウィークと言われることがあるけれど、今年は秋分の日が土曜のため、一般的な人間がカレンダーに従うのであれば、休日を一日分だけ損していることになる。追加で有休を使って連休を延長するとしたら、この差は無視できないだろう。カレンダー通りというのは一見すると安定した生活が送れるように思われがちだが、こんな風に年間の休日数が変動するあたり、嬉しいことばかりではない。まぁそうだとしても世の中は、頑固に回っていくものだ。
自分の調子や気分でスケジュールを操作しやすい生活に慣れてしまうと、束縛されることへの耐性が著しく低下してしまう。昔は気にしなかった事柄に、良くも悪くも過剰な反応を示すようになっているのかもしれない。
