K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231005)

ウマ娘のアニメ3期を見たのだけれど、開幕から特大サプライズが出てきて仰天してしまった。予想はしていたし期待もしていたから、過剰に驚く必要なんてない。ただ、ここまで徹底して隠してきたネタを冒頭から投入されたので面食らったというか、却って反応に困ったのだ。感情が追いつかない。
第1話の全体的な内容としては特筆すべき点は少なく、スタンダードな導入という印象を受けた。2期のノリを踏襲している雰囲気で、やや懸念していた作画も初回ということもあってか上々のクオリティだったし、これなら安心して見られそうではある。
何より重要なのは、今後のウマ娘が無限の可能性に包まれているという点だ。これまで実装されてきたキャラクターは個人馬主のものばかりで、近年の主流であるクラブ馬が出せないとなるとシナリオ作りが制限されてしまうし、これ以上の発展を見込むことが難しい状況にあった。
いわば、これは分水嶺……あのウマが出てこないとなれば、コンテンツの限界が見えてしまう。あれこれ夢想をするのは自由だが、事実上それが不可能だと突きつけられる恐れがあったのだ。だから、正直に言うと私は3期を見るのが怖かった。
ひとまず安堵すればいいだろうか。関係者たちの間でどのような契約が取り交わされたのか知る由もないが、これからもウマ娘を楽しむことができるとわかっただけで嬉しい。可能性があるというのは素晴らしいことだ。
それにしても、一夜が明けたというのに実感が湧かない。変な感覚だ。ひょっとしたら、いずれリアルタイムで目にしてきた名馬たちのドラマが取り込まれていくかもしれない。