K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231016)

先週末の睡眠時間調整であったり、最近では珍しくなった連日の「日記」更新であったり、無意識のうちに寝不足や疲労を蓄積していたのかもしれない。なんと、15時間も眠ってしまった。
途中で何度か目を覚ましてスマホを弄った記憶があるので、厳密には連続睡眠には数えられないのだけれど、半日以上も布団から出ずに横たわっていたことには違いがない。条件さえ整えば、まだこれだけ長い時間を睡眠に充てることができるのだと感心した。
今年は不眠に悩まされる期間があり、それが治った最近もぐっすり熟睡できることは稀であったから、こうして全部をリセットするかのような惰眠を貪る時間を久しぶりに体験できたことは、一日の半分以上を犠牲にして予定していた一切を進められなかったことの後悔よりも大きな喜びという風に捉えることができる。
しかし、生命の欠陥として「寝溜め」というものが不可能な構造になっているがゆえに、きっと半日後には再び全身を包み込むような気怠さに襲われるのだろう。確かに寝起きの今でこそ元気な状態だと認識することはできるものの、決して絶好調というわけではない。ただ、積み重なった不調の原因がいくつか取り除かれただけに過ぎない……まぁこればかりは、痩せすぎていて体力に乏しい私の宿命なのだと受け入れるしかないだろう。
たくさん眠っていたということは、食事機会の減少を意味する。睡眠は体力を回復する行為ではあるものの、私の場合は常人と比べて効率が極めて悪いため「時間のわりに……」と思うことが少なくない。そして、身体を作る糧となる栄養素はただでさえ不足しがちだというのに、眠っているせいで補給の術が断たれているという悪循環だ。もともと体内の貯蔵が潤沢であればそれを活用して、というところなのだろうが、先日の健康診断で判明した数字から推測するに、私は常に欠乏している可能性が高い。
要するに、いくら身体が欲していても、望むまま寝すぎるのは考えものだという話になる。常時カツカツのエネルギーを上手く循環させるよう努力していないと、あっという間に肉体は崩壊の一途を辿るだろう。つくづく、生きるのに不向きな身体だと言わざるを得ない。