K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231115)

いつの間にか今月も半分が過ぎつつある。この一週間ほどの異常な眠気に悩まされる生活のせいで、実際の経過時間よりも体感時間が非常に短く、まるで未来へとスキップしてしまったかのような気持ちですらある。嫌な出来事が後に控えている場合には、記憶がなくなってもいいから数日後へと飛んでしまいたいと思うことが過去にあったけれど、本質的に時間が不可逆である以上は、この過ぎゆく一分一秒を大切にしなければならない。
まぁ頭では理解していても、気を抜くと無限に意味もなく浪費してしまうのが人間というものだ。いや、主語が大きすぎるだろうか。少なくとも私は、何かしらの「仕事」に常に追われていることが耐えられないため、それこそ幼少期から不断に、余暇を捻出することに努めてきた。もはや無意識的に自らを束縛から解放するよう動いてしまうせいで、外部との関わりを断絶しがちな現在のような毎日だと、客観的には怠けすぎという風に判定されても仕方ないくらい、活動レベルが低くなりがちだ。
結局、自身では積極性を手に入れることが難しいのだから、何かをしようと思うのであれば、引っ張ってくれる存在に頼るのが合理的と言える。あいにく人付き合いの極端に少ない私には、その道も茨でしかないわけだが、かろうじて繋がっている関係性は一応、まだ残っている。
ただ、随分と音沙汰のなかった相手と再びコミュニケーションを取るのは性格的に気が進まない部分ではあるし、どんな言葉で、どんな話題で基本的なキャッチボールをしていいものか、日々たくさんの他者と交流を持つ人間が容易にこなしている営みを、今の私は高いハードルに感じてしまう。あまりにも出せる手札に乏しいのだ。こればかりは慣れの問題なので、この大きなブランクによって失った力は、時間をかけて徐々に取り戻していくしかない。
まずは月末付近に……もしかしたら、今後を占うかもしれない重要な予定が生じることとなった。このままキャンセルされることなく、無事に当日を迎えられたらいいが、はたしてどうなるか。