K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231212)

観たい映画が複数あったので、久々に前向きな外出予定を立てる気になったのだけれど、上映スケジュールの都合により同日に済ませることが難しいと判明した。出不精あるあるの話として、なるべく外に出る機会を減らしたい、つまり用事は一度の外出で一気に終わらせたいという思考回路が働くため、いざ予定を考えると一日に詰め込みすぎてしまう傾向にあるわけだが……今回ばかりは分割しなければならないようだ。
同じ日に二本か三本、立て続けに映画を観るという行為は別に珍しいものではなく、過去に何度も経験がある。その分、疲労が溜まるため翌日に反動が出ないこともないけれど、はたして連日の外出と比べてどちらのほうが体力的な意味でコスパが良いのだろうか。
しかし、よく考えてみると体力面以外にも、外に出る回数に比例して細かい費用が余計にかかっていることに気づく。たとえば、私は視力が悪いため家では眼鏡、外ではコンタクト、と矯正道具を併用しているのだが、おおよそコンタクトレンズは一回の使用で100円ほどのコストとなる。あるいは、特に冬の場合、シャワーを浴びるのは二日に一回でも十分という感覚のところ、外出するとなるとその限りではない。最近はガス代も無視できないし、節約を優先するなら極力、引きこもっているほうがいいのだ。
まぁ一か月のうちの、たった一日二日の出来事に対して、それもイレギュラーな娯楽を享受するにあたって、いちいちコスパを考えるのも馬鹿らしい。そもそも映画代まで含めるなら、Amazonプライムなどの配信を待ったほうがいい。もちろん映画館の設備、独特の臨場感に価値を感じているからこそ、重い腰を上げて足を運ぼうとしているわけで、結局のところ娯楽はコスパなんかで計算することはできないという結論に行きつく。
いやはや、そうだとしても二日連続の外出というのは今の私にとって大変な予定であることは確かであり、前向きでありつつも気が乗らないという自己矛盾を抱えざるを得ない。