K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231009)

数少ない外出日に雨が降っていること自体は運が悪いと思ったが、直近で最後に濡れる羽目になったのがいつだったか考えてみると、実は思い出すことができない。傘を取り出して外を動き回るなんて、出不精の私にとって、今となっては本当にレアな体験なのだ。だから、たまにはこういうのも悪くはない気がした。
午前中に散髪というミッションを達成して、適当に買い物を済ませて早々に帰宅した私は、しかしながら猛烈な気怠さに襲われていた。気圧のせいだろうか。このところ睡眠不足ということはなく、時間帯に差異はあれど一応は十分な体力回復に努めているのだけれど、こうしてちょっと雨の中を歩いてきただけで想定以上の疲労感を覚えてしまうとなると、まだまだ健常者には程遠いかもしれない。
予定では夜まで普通に活動できるはずだったのに、もう夕方には意識を保っていられなくなった。そして残念ながら次に目を覚ましたのは、すっかり夜が更ける頃だった。
昼寝くらいのつもりで短時間の休眠を取るのであれば仕方ないという認識だったのに、念のためにセットしておいた目覚ましアラームに反応することなく夜中まで寝続けるなんて、まさかの事態と言うしかない。しかも、たっぷり眠ったにもかかわらず、起き上がると相変わらず全身が怠くてどうしようもない。このまま二度寝すれば、明日の昼くらいまでは寝ていられそうなくらいだ。
慣れない外出に慣れない気候の影響が重なって、もともと少ない私の体力が大幅に削られてしまったのだろうか。ゲーム的な考え方をすると、体力の最大値が減った上で体力減少速度が増加し、回復力にデバフがかかっているようなもので……ああ、これでは使い物にならないではないか。健康な肉体と交換しなければ、いつか本当に動けなくなってしまう。
適材適所という言葉があるけれど、はたして適所が存在しない場合はどうしたらいいのだろう。