K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231229)

この一か月ほど、ずっと胃腸の具合が悪くて密かに困っていたのだけれど、胃腸が弱いということ以外に具体的な原因が不明なので、対策を打つことができず腹を下すのが日課のようになってしまっている。幼少期から弱いため、そもそも素晴らしく調子の良い日なんてものは存在しないとはいえ、これだけ長い間の不調となると流石に過去に例があったかどうか、少なくとも直近数年の記憶にはないことで、非常に悩ましい。このままでは栄養を吸収することができず、ますます痩せ細っていく一方なのではないかと……今さらかもしれないが、この期に及んで心配する羽目になっている。
どのような流れでトイレに誘導されているかというと、これは極めてシンプルゆえ簡単に説明できる。食後1時間以内に、猛烈な腹痛に襲われるのだ。要するに、食事によって胃が刺激されることで腸全体の動きが活発化し、本来なら時間をかけて栄養なり水分なりを吸収すべき内容物が、一気に押し流されてしまうわけだ。気合で耐えられればいいのだけれど、それほど甘い勢いではない。
食べる行為そのものが悪いのだとしたら、栄養摂取のための食事が却って吸収を阻害しているということになるため、もはや生命の構造として詰んでいると言わざるを得ない。あまりにも欠陥が大きすぎる人体だ。しかしながら、これまでの人生において食事自体をトリガーに体調不良を招いた事案は、単純な過食を除けば、揚げ物や焼き肉など油分の過剰摂取で胃もたれを起こした場合のみであり、通常の食事行為では考えにくいことだった。
ここ数週間のうちに体質が変わってしまったと捉えることも不可能ではないものの、それを認めてしまったら今後の人生が一層の生きづらさに満ちてしまいそうで嫌なので、ここは別のところに要因を求めたいと思う。
考えられる可能性としては、食材か食事の量、あるいはその両方だろう。たとえば、炭水化物は腹痛になりにくい。そして軽食程度なら問題になることが少ない。一方で食物繊維が多すぎたり、満腹になるほど食べてしまったり、他には咀嚼不足や早食いも腹痛コースになりやすい。これらは経験則として判明している。食事による刺激なのは確かであるにせよ、その中身によって結果が変わるという点を考慮するなら、なるべく食後に安静を保てるパターンを踏襲し続ければいい。
食物繊維が豊富な食材は好きな部類なので、できればセーブしたくないという気持ちはあるものの、これだけ腹を下しやすい状況が継続していると生活に支障が出て仕方ないため、当分は消化に悪い食材の量を抑えて食事を考えてみようと思う。どうせ増量は長期的な目標なのだから、太りやすい普通の人が控えるようなバランスであっても、私にとってはプラスに働くかもしれない。しばらく、炭水化物の比率を多めにして過ごしてみよう。