K's Graffiti

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総力戦シーズン63・ケセド(屋内)結果

この一年で急激にアクティブユーザーを伸ばしているブルアカにおいては、私も既に古参プレイヤーの域に達しつつあるように思うし、実際プラチナトロフィーに手が届くようになってから久しい。ちょうど一年前の春、2周年関連のキャンペーンが終わり、戦力が充実してきてチナトロ獲得が現実的な目標となっていた。
そんな中で、私がどう足掻いても無理だと悟った総力戦があったのだけれど、それが屋内のケセドだった。当時、正月フウカはもちろんチェリノすら未所持の状況で、一方のチナトロ争いは両者を採用した過酷なInsaneTAの様相を呈しており、どれだけ工夫しようともコストの壁に阻まれた。本当に悔しかった。
そんな因縁の相手だけあって、今回は比較的モチベーション高く挑むことができたように思う。

 

ケセド自体は昨年の秋にも屋外で開催されているため、ある程度の攻略法は自分の中に確立されていた。一度も挑んだことのない難易度だと、まず戦う感覚を掴むところから始めなければならない。経験があるというだけで初動のロスを節約できるし、自分でTLを組むのも随分と楽になる。
今回の最も大きな環境変化としては、範囲攻撃の貫通キャラクターとして参入したマコトの存在が挙げられるだろう。無料100連期間の対象キャラだったので所持率は高そうだが、ガチャ開催中にはその性能を疑問視する声もあった。ドレスアコとの比較で、マコトは借りればいい枠として軽視する人も少なくなかった印象がある。
私も大決戦グレゴリオ用だと認識していたので、ケセドでの活躍には正直なところ大きな期待は寄せていなかったのだけれど……蓋を開けてみたら、まぁとんでもない役割を果たしてくれた。やはり、使いどころが未知の限定キャラは確保しておかなければならないのかもしれない。

前半戦はマコトのおかげで、かなり雑なプレイでも楽に突破できるようになった。グロッキーゲージの調整は相変わらず必要だったが、これも慎重にやれば大した手間ではないし、ほとんどミスすることもない。数秒分のスコアを気にしないのであれば、1凸目で苦戦することはない。
後半戦はケセドの殻が開いた瞬間にミカを叩き込むゲームなわけだが、ここで厄介なのがケセド本体の回避値だ。なぜ固定された球体が避けるのか理解不能だが、とにかくミカの命中値よりも高い回避値が設定されている以上、運が悪いと最終弾を外して倒し損ねる。
レベル上限の解放とT9装備の実装、そして地形が屋内になったことでミカ自体の火力は飛躍的に上がっており、順調にダメージを出せれば2パカで撃破できたわけだが、1パカ目から2パカ目に至るまでの雑魚散らしにおいては逆にチェリノの火力が下がっていることや、こちらも相変わらず命中不安の問題があり、極めて理不尽な運ゲーを強いられる羽目になった。
確か、前回の屋外ケセドでは時間ギリギリの3パカで倒していたはずなので、2パカまででいい今回は楽になっているはず……だったのに、なぜか成功率が低かったのだ。そもそも1パカ目の自爆を受けてリスタートする頻度が多すぎる。ランダム性が高すぎて、上手くいくパターンを一向に再現できない。高スコア狙いどころか日課の消化すら危ぶまれる気がして、私は金曜の夜に頭を抱えていた。
結論から書くと、不安定なチェリノ編成は捨てて、会心ガチャだけで済む水着ハナコを頼ることにした。苦手地形かつ装甲Resistの相手に対して有効な火力要員として出てくるあたり、本当に周年限定キャラのぶっ壊れ具合は規格外だけれど、とにかく不安定の極みである2凸目で安定感を出せる点には非常に助かった。
もっとも、肝心のミカが外してしまったり、非会心で雑魚がたくさん残ってしまったり、不運によるストレス要素は排除不可能なので、チェリノ編成よりは比較的安定するものの絶対的に安心できるかというと微妙なところで、常にチケットが燃えるリスクに怯えなければならなかったのも事実だろう。個人的に、アドリブが必要なゲーム性は好きなのだが、本体の回避だけは運でしかないから、本当にどうしようもない。

総力戦S63屋内ケセド_編成

前半のタイムと後半のタイムが噛み合えば3974以上を狙えるところではあったが、両方で針に糸を通すのは容易ではなく、どうにか3桁入りという形で終えることとなった。
大決戦では何度か経験しているけれど、総力戦で3桁順位になるのは初めてのことなので、もっと上が狙えた点については悔しく感じるものの、結果自体は嬉しく思う。

最終的なチナトロボーダーである20000位のスコアは39,169,523、クリアタイムにして8分11秒032ということになる。Tormentクリア者は21,914人なので、先月のヒエロニムスに引き続きInsaneにチナトロの席は残らなかった。
ただ、ケセドのTormentはギミックを理解していて多凸要員を用意できるのであれば、倒すこと自体は難しくない。今回であれば、前半2分半+後半2パカ2分半+ゲージ調整1分+3パカ目1分くらいの計画的4凸でもチナトロ圏内には余裕で入れるため、意外とクリア者が伸びなかった感じはある。
大決戦のカイテンはそもそもボーダーにならなかったし、ヒエロニムスのように1凸撃破が当たり前にならないうちは、まだしばらくTormentをクリアしておけばチナトロと考えておいてよさそうだ。

 

さて、話は変わるが、総力戦を頑張っている人間としては無視できない出来事があったので、最後に言及して終わることとしよう。

所持未所持キャラクター一覧_20240307

一年以上も待たされて、ようやく復刻された正月フウカを入手した。
昨年の後半、Tormentに挑戦するようになってから「正月フウカさえいれば……」という場面が数えきれないほどあり、また総力戦だけでなく各種チャレンジコンテンツや合同火力演習でも持っていたら迷いなく採用するレベルのキャラなので、その不在は本当に苦しかった。
なぜ初登場時に引かなかったのかと問われれば、当時はストーリー目的で遊んでいたため性能には興味がなかったと答えるしかないのだが、まぁキャラ貧ゆえにフェスで大量のすり抜け狙いをしていたところでもあったので、2周年直前に石を減らしたくなかったのだろう。
この一年、正月フウカなしで落としたチナトロは冒頭にも書いたケセドだけだったので、必須であったかというと、実はそうでもない。しかしながら、今後は全ユーザー標準搭載となるため、確実にボーダー争いは激化する。チナトロを狙うなら、今度ばかりは絶対に引かなければならなかった。

ちなみに、幸運にも浅いところで迎えることができたので、天井には向かわず石を温存することにした。
場合によっては正月ハルナを確保しようとも思っていたが、現状だと対抗戦しか活躍の場がなく、その対抗戦も正月ハルナなしで2桁報酬は余裕で貰えるため、無理をして引きにいくメリットがないのだ。それよりも、近々登場しそうな新限定キャラやナギサの復刻に備えたい。