K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240306)

目を開けているのがしんどい。確かに睡眠の質は決して良好とは言えないが、それでも平均6時間前後は眠っているはずで、多少の不足はあるにせよ生活に影響があるほどとは思えない。そもそも目の問題を眠気と勘違いしがちという話は珍しくなくて、たとえば異様に眠いと思っていてもコンタクトレンズを外した瞬間から正常に戻る、なんて経験は枚挙に暇がない。
仮に最低限の睡眠は足りているとして、それなら私の目に何が起きているのかという話になる。暖房のせいで空気が乾燥していて、ドライアイを発症しているという可能性もあるけれど、暖房なんて昨年末から使い続けているし、今になって急に異変が生じるというのは納得しにくい。ごく最近、目に影響のある変化……となると、候補として挙がるのは花粉だろう。
それにしても、おかしい。私は基本的には一週間に一度しか外出しないものだから、花粉を浴びる機会も一般人と比べて少ないはずなのだ。ずっと在宅なのに、どうして花粉の影響下にあるのだろう。なぜ花粉だと思ったかというと、目を擦ると僅かに痒みを感じるからだ。空気中を漂う花粉が眼球に吸着して、微かに炎症を起こしている。私は花粉症と20年以上の付き合いであり、かつて鼻水ズビズビだった頃もあるわけだが、直近の10年ほどは体質が変わったのか鼻水は控えめで、代わりに目が痒くなったり目蓋が重くなったりする症状が顕著になっている。そう、つまり今回のこれも花粉が悪さをしているのだと考えるほうが自然なのだ。だからこそ、不自然でもある。
もちろん家の中とはいえ、完全に密閉された空間ではないから花粉の侵入経路はどこかに存在するだろう。ただ、虫のように動き回る生物ではなく、ただ空気の流れに乗るだけの物体が、器用に隙間から入ってくるものだろうか。換気扇を回している時に逆流してきている可能性もあるが、原因を特定するのは困難を極める。諸事情あって、ここ数か月の間ずっと窓は閉めきっていて、空気の出入り口は玄関のドアと換気扇しかない。換気扇にしたって、洗面所や風呂場やキッチンに設置されているものだから、そうではない居室で花粉に晒されるというのは、何がどうなっていることやら。おかげで常に気怠いし、QOLダダ下がりなので早く初夏になってほしい。