K's Graffiti

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大決戦シーズン8・ビナー(市街地)結果

市街地のビナーというと昨年の秋に開催された総力戦が記憶に新しいけれど、大決戦においては夏のBETA版まで遡ることになる。
ただでさえ大決戦は不人気がちでボーダーが緩い傾向にあるというのに、当時は報酬設定も微妙であり、ランキングが記録されなかったこともあって今となってはどれだけの参加者がいたのか不明だが、流石に今回はInsaneのTAが激化することになるだろうと予想していた。Tormentの難易度は全ボス中トップクラスであり、場合によっては私もInsaneを頑張らなければならないだろう……開催前には、そんな気持ちだったのだ。

 

いやはや、事前の予想なんてアテにならないものだ。蓋を開けてみると、特殊装甲のビナーに対してワカモのEXが特効じみた性能を発揮していて、簡単に2凸撃破できてしまうのだから驚いた。
他のボスと比べてシンプルな戦いとなるビナーではあるが、圧倒的な防御力の高さと安定値デバフについてはギミック要素と言えないこともない。後者については高乱数を引くことを祈ることしかできない一方で、前者は防御デバフの活用によって攻略を有利に進められるから、対重装甲のTormentにおいてはデバフキャラの所持状況によって難易度が大幅に変わるボスでもあった。
しかしながら、ワカモのEXは防御力や安定値など関係のない固定ダメージを与えるため、まさにビナーのギミック完全無視の特異点と言える。通常、高防御を誇るビナーの実質的なHPは数倍換算で計算するべきところを、等倍でゴリゴリ削っていくのだから、明らかに他属性よりも楽できるというわけだ。
そんなわけで、開催初日から雰囲気が一転して、Torment攻略にエネルギーを向けることとなった。
ちなみに、やや脱線するが、水曜日は午後に外出の予定があったので、私が本格的にビナーとの模擬戦闘を始められたのは木曜の夜からだった。都合の良いタイミングに触るだけでいいというのは、大決戦の数少ない評価できる点と言えるだろう。

特殊装甲は、Insaneならメイドアリスを使った苦しいパチンコになるだろうと考えていたから、Tormentを倒せばよくなった時点で随分と肩の荷が下りた感覚があった。
まぁ軽装備と重装甲に関しては過酷な会心ガチャが必須なので、決して楽というわけではないのだけれど、ビナーの特性上どれだけ時間がかかったとしてもInsaneならチケットを燃やすことがないため、気楽に挑むことができる。
結局、土曜日にひとまず3属性とも通してしまって、順位を見ながら月曜火曜あたりで満足するまで詰める形になった。

大決戦S8市街地ビナー編成

最終的なチナトロボーダーは78,066,880、クリアタイムにして3分37秒667、各属性の平均は1分12秒強ということになる。
これを過酷と捉えるかどうかは人によるだろうが、ビナー戦ということを考えると決して大変だったとは思わない。ボーダー付近では主に貫通属性のスコアが伸びづらい傾向にあったようで、水着ウイを自前で持っているかとか、ドレスカヨコを借りられるかどうかでも難易度が変わったようだ。
20,000位内のTormentクリア者が12,393人だったため、直近の開催の中ではInsaneのみのプレイヤーにも結構な数チナトロの席が残った印象はあるものの、Tormentが想像よりも簡単だったとはいえ強キャラが揃っていなければ難しいというのも確かなので、この数字は妥当かもしれない。
大決戦としては先々月のシロ&クロ以来の3桁、IDカードには初めて総力戦および大決戦の両方で3桁順位の数字を刻むことができた。

以下、各属性について軽く所感を書いていく。

軽装備
使い古されたアルパチしか頭になかったけれど、最終的には水着ハナコとドレスヒナのフェス限編成が最上位に現れるあたり、市街地の爆発環境にも変化の兆しがあって恐ろしい。
実践的には、私は従来のアルパチではなく、より高スコアの出るアズサ入りの水着シロコとキャンプハレ編成を選んだ。結局のところ全会心かつ上振れ必須のリスタートゲーに変わりはなかったが、トキ入りなど他の編成は試さなかったので、結局のところ何が楽だったのかはわからない。
それにしても、試行錯誤の余地が大きいTormentと比べて特にビナーのInsaneは本当に面白くないというのが率直な感想で、もう大決戦では当分、来なくていいという気持ちが強まった。

重装甲
総力戦では過酷なユズパチ環境になってしまった貫通属性にも、ドレスカヨコという市街地ビナー専用機のようなキャラクターが加わったことで、TAの難易度が大幅に下がった。
実のところ、開催前からドレスカヨコが必須になるだろうと読んで固有3を出してくれているフレンドを探していたのだけれど、その甲斐あって初日から挙動を確かめることができたのだった。
射程550かつ被弾すると火力が出ないという、やや癖のあるキャラクターではあるものの、水着ウイを使って編成全体の配置を動かすことによりビナーの攻撃対象から外れることができるため、特に問題はなかった。
次回の市街地ビナーで重装甲がTormentになれば活躍できるだろうけれど、たとえばホドはカズサや水着ワカモに劣るだろうし、あとは重装甲の市街地シロ&クロくらいだろうか。なかなか今後は出番が難しいかもしれない。そういう意味では、InsaneTAでも輝けたのは良かったのではないだろうか。

特殊装甲
Tormentが簡単だと聞いたので、今回は一度もInsaneには挑まなかった。メイドアリスで会心ガチャに苦しむより、ワカモを使ったTormentで試行錯誤しているほうが何倍も楽しい。
理論値を求めるInsaneのTAならともかく、基本的にはクリアすればチナトロが確定するTormentにおいて、私は普段あまり他人の動画を見ることがない。もちろん、スコアが雲泥の差であれば参考にすることを検討するけれど、自分で考えたオリジナルチャートでも案外、悪くない数字が出るものだ。
今回は編成だけ真似しつつ、具体的なスキル回しなどは自分で模擬戦闘を重ねていって、自分なりのベストを追求してみた。
2凸目に関しては、最初は軽装タンクのマリナを採用していたのだけれど、どうやらイズナを入れたほうが絶対的に速いということを知り、最終日に試してみた。ただ、実はスキルレベルがMaxになっていないなど、育成面は不十分なので、ベストを尽くせたかというと微妙かもしれない。固有3にはなっているものの、使う機会がなくほとんど育てていなかった上に、今後も活躍の場面が想定しづらいとなるとリソースを吐くわけにはいかない。
一方、手に入れたばかりの正月フウカは、どう考えても採用機会が多く、スペシャルだから支援値も大きいということで、躊躇なく固有2まで上げてしまった。この編成を通すには正月カヨコ星3の場合は正月フウカ固有2が必須であり、あるいは正月カヨコを固有1にする必要があったので、諸々の観点からフウカの星上げに踏みきった。一応、カヨコは脱落チャートの存在があるため、ウイと同様に迂闊な星上げは控えたいという気持ちがあるのだ。
同じ2凸でも攻略編成には様々なバリエーションがあり、やはりTormentの面白さが頭一つ抜けている気がする。そんな中ほぼ自力で3900万以上のスコアを残せたという結果には、かなり満足している。

 

週末には生放送が予定されていて、春のイベント告知や、そろそろ新しい限定キャラが実装されそうな気配もあり、期待感は大きい。
たとえば白亜復刻でメイドのモモイとミドリの同時実装なんて可能性もあるけれど、あるいは待ちに待ったセイア実装とナギサ復刻が同時なんて可能性、はたまた5thPVで描かれていたスイーツ部のバンドイベントかもしれない。
個人的には、カズサの別衣装が来てくれると嬉しい。というのも、カズサはブルアカを始めてから最初のイベントで出会い、無料100連を除くと初めて引いた星3キャラクターだから愛着があるのだ。右も左もわからないまま、貴重なカケラを投じて一気に固有2まで上げたことは忘れない。