K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240325)

もうすぐ四月だというのに、一向に暖かくならなくて体調が整わない日々を送っている。寒さに弱すぎる私は、基本的に冬の間ずっと被デバフ状態のまま過ごしているわけだが、例年なら三月の半ば頃から徐々に体力を取り戻す傾向にある。それが、今年は不調から脱する兆しが見えない。
確かに、日中の気温は上がっているから、日によっては特に寒さが問題にならないこともある。ただ、主な活動時間帯である夕方から翌朝にかけて、未だにエアコンを使わずに乗りきれる自信がない。外気温が1桁なのだから当然の話ではあるが、そろそろ勘弁してほしいところだ。最近は雨の日も増えてきたから、花粉症にとっては助かる気候ではあるかもしれない。ただ、日照時間の減少は気温の低下を意味するので、いずれにせよ快適に生きていける環境には近づいていない。
冷静に考えると、一年のうち半分ほどの期間まともに動くことのできない私の肉体は、どうしたって社会に適合することが難しい。かつて外で頑張っていた頃のことを思い出すと、当時は感覚が麻痺していたから自覚に乏しかったが、あまりにも身体にとって厳しい仕打ちを強制していたと言っていい。おそらく、体力の代わりに少しずつ削られていた精神面が無意識のうちに限界を迎えてしまったばかりに、反動が大きくなってしまったのだろう。今では多少の余裕が見込めるシチュエーションでさえ、外出するのには大きな勇気が必要になってしまった。
本格的に春を迎えて、寒さに震える心配が一切ない空気に包まれるようになれば、自ずと活発になり行動力は上がっていく。夏と冬とでは実現できる作業量に数倍の開きがあることは、過去の経験が証明しているのだから。最近の私が、あらゆる行動に対して腰が重くなっている原因の大半は、この数か月ずっと続いている冷たい気候に全身が硬直させられているからと言って差し支えないだろう。それも、もうすぐに終わる。いや、早く終わってほしい。この時季、毎年のように願っていることではあるけれど、これほど春が待ち遠しいのは初めてかもしれない。