K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240326)

本ブログの更新は基本的にPCで行っているのだけれど、文章自体はスマートフォンで書くことも多い。私がキーボードの操作に秀でているわけではないから、文字入力の速度に関してはスマホのフリック操作のほうが速いかもしれないという事情もあるし、単純に場所を問われないという点が大きい。実家に帰省中や、あるいは出先だとか電車の中だとか、何かしらのアイデアが頭に浮かんだタイミングで即座に言語化して形に残せるというのは、スマホの大きなメリットと言える。
ただ、上で書いたように更新自体はほとんどPC上で行うのが習慣となっている。もちろん、スマホからでも不可能ではないのだが、やや手順が面倒であり、私が小さな画面で細かい作業をするのが好きではないということもあって、アップロードの時点で自宅にいるのであればPC以外の選択肢はない。そこで直面するのが、せっかく書いたテキストをどうやってPC環境に持っていくかという問題になる。まぁ今はクラウドサービスが充実しているし、テキスト連携アプリだって探せば無数に見つかるだろう。しかし、単発ならともかく毎日の日課である以上は、それなりの快適性を求めたいと思うものだ。そして「慣れ」というのもまた、その快適性向上には欠かせない要素だろう。
もう長いこと、私はEvernoteというアプリを使い続けている。最初のきっかけはなんだったか、今となっては思い出せないくらい遥か昔の出来事だったが、とにかくEvernoteのアカウントに記録されている文章は膨大な量になる。このブログを始めた時からの、ほとんどすべてのテキストが含まれていると考えると、もはや自身でも管理や整理をすることは困難なレベルだ。わざわざ日記という形にはしない、なんでもない日常的な備忘録としても活用しているから、正直なところこのサービスなくして私の生活は成り立たないと言っても過言ではないかもしれない。
非常に残念な話ではあるが、この半年ほどでEvernoteの質は極めて劣悪なものになっている。改悪というか、あまりにも有料プランを強要しすぎて、もともと存在していた快適性が失われてしまったのだ。愛用しているのであれば多少の課金を躊躇するべきではないというのも、まぁ正論ではあるだろう。長年にわたって無料で使ってきたせいで、妙なバイアスがかかっている可能性は否定できない。個人的には、ただ文章を書き留めておけるだけで満足なので、従来の機能は無料のままで、追加の高機能に関してのみ課金制にしてほしかったのだが、このままでは全機能が実質的な有料サービスの方向性に変えられていきそうなので困っている。ひょっとしたら、近いうちに移住先を見つけなければならないかもしれない。