K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240402)

私はストリーマーではないので、いわゆる配信設定のような知識について詳しくはないのだが、実のところ昔からOBSには大変に世話になっている。手軽に画面の録画ができるだけでなく、ウィンドウごとにスクリーンショットを撮ることもできるから、PC作業中の常駐アプリと言っても過言ではない。
今年から趣味で動画投稿を始めたこともあり、以前よりもOBSの使用頻度が増えつつある今日この頃、PC自体が2018年に購入したものであるため、スペックに不満を覚える機会も増えてきた。とりわけ、録画中に動作が重くなって、せっかくの映像が乱れるなんてことも珍しくない。しかしながら、故障しているわけではなく、まだ普通に使える場面も多いので、PCを買い替える動機としては今のところ弱い。まぁ先日HDDが故障したばかりではあるのだが、デスクトップPCだから不具合のある箇所を新品に入れ替えるだけで十分ではあるのだ。電源は早い時期に不具合で交換しているし、メモリは増設してHDDの換装も済んでいる。あとはCPUかグラボあたりが新しくなれば、いよいよテセウスの船といった様相だが、この両者は高価かつ入れ替え作業が大掛かりで面倒なイメージがあるから、なかなか手が出づらいという事情がある。そこまでするなら、BTOで新品を購入したほうがいい遥かに楽だろう。
さて、OBSの話に戻るが、実は設定をいくつか弄るだけで、パフォーマンスに大幅な改善が見込めるという説がある。長年、適当に使っていて意識したことがなかったけれど、現状の設定はインストールした当初のままかもしれないのだ。それも随分と前のことなので、仮に当時ちゃんと調べていたとしても覚えていないし、OBS自体がアップデートにより設定項目の変更などあるだろうから、ここであらためて調整するのは悪くない。
というわけで、Google検索で出てきたいくつかのページを参考に、設定しては試し撮りを繰り返してみたのだけれど、どうやらこれまでよりも動作を軽くできそうで安堵した。具体的には、映像エンコーダの変更とレート制御、ビットレート関連、以下エンコーダ設定における各種品質に関わる項目を見直した。レート制御に関しては、録画だけならCQPが推奨されていたが、実際に撮ってみると容量をバカみたいに食ってしまうし、場合によっては音ズレするという意見も目にしたので、ひとまず固定ビットレートのCBRで安定化を図ろうと思う。おそらく可変ビットレートの設定は、激しく動かないシーンでは容量を節約できるということなのだろうけれど、録画する動画の内容的にそれは難しそうだ。ともあれ、録画中に重くなる点だけが大きなストレスだったから、課題を解決できたのは気持ちがいい。