K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240530)

めちゃくちゃ眠たいのに、思ったように眠れない……これはつまり、不眠症ということなのだろうか。昨年の春に苦しんで以来の状況だが、脳がまともに働いていないという強烈な自覚が芽生えているあたり、そろそろ危険信号なのかもしれない。真面目に、睡眠薬の導入などを検討すべきなのだろうか。
わりと楽観的に捉えがちなので、まだ平気というか、数日もすれば反動で長時間の深い眠りに落ちることなど造作もないだろうと考えているくらいなのだけれど、いかんせんパフォーマンスが上がらなくて困る。
そんな最悪のコンディションで臨んだ映画鑑賞だが、事態が大きく動くシーンでは集中できた一方で、落ち着いた会話が続くと、刹那的な睡魔に襲われることがあった。そのまま寝落ちしてしまえば、ある意味で現状の打破に繋がっただろうに……まあ金を払ってわざわざ劇場へと足を運んでいる以上は、意識を失うわけにはいかない。半ば意識朦朧みたいな状態で上映終了までなんとか乗りきり、軽く足取りがふらつくような危うい気分で帰宅した。気絶するようにベッドへと倒れるが……なんということだろう。あれろどまでに気怠く、今すぐにでも熟睡できる用意があると言わんばかりの感覚を換気させておきながら、寝床に入った途端に交感神経が優位になるのだ。いつになったら、休むことができるのだろうか。
すっかり忘れてしまいそうなので一応、簡単に映画の感想を書いておくと、評価できる部分とそうでない部分が明確で、作品内の興味の対象を絞れば、ちゃんと楽しめる構成になっていたように思う。あいにく私は細部を気にしてしまうタチなので純粋に楽しめたかというと微妙なのだが、それでも観ないほうがよかったとは思わない程度には満足できた。
惜しむらくは、こんな絶不調でさえなければ、もっと楽しい時間になったであろうということだ。この恒常デバブは、自身の行動や内から出ていくものに対するだけでなく、外から入ってくる情報に対しても悪い影響を及ぼす。結論から言えば、元気が出せないことを理解しておきながら気まぐれで映画の予約なんてしたのは、明らかに失敗だった。今度から突発的なムーブをするのであれば、ちゃんと体調を整えてから、という当たり前の前提を胸に刻んでおきたい。