K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

一生ソロ専

時間の使い方が、平日も休日も大差なくなってきている。
先を見据えるなら、いい傾向だと思う気持ちがあるけれど、もう少し時間が欲しい。
もうあれだ。給料いらないから全部休みがいい。貯金はあるんで。

 

……それにしても今日は寒すぎて、日中は何もできずガタガタ震えていた。

 

 

無駄に長くなってしまったので、今日の主題については脚注*1にて、簡潔にまとめた。悲しいなぁ……

最近のゲームは、一昔前のものよりも対人要素が強い。ゲームを深いところまで楽しむのなら、ゲーム上でのコミュニケーションが求められているような気がするのだ。それはゲームプログラムとのやり取りで楽しむというよりは、ゲームプログラムを利用して他人と楽しみを共有するイメージだ。
本来は一人プレイで完結するはずのゲームですら、最近は協力プレイが盛んに行われているというか、発売から時間の経過とともにそっちが主体となっているように思う。

ゲームの世界に一人きりで没頭したい、という意識が私は強いので、その手のコンテンツがどうにも自分の中に馴染まない。
だいたい、現実から離れて特別な世界に浸るというのに、どうしてリアルの人間と接点を持たなければならないんだい?

一対一とか、ランダムに敵と味方に分かれて対戦する、みたいな性質のゲームだったら、特別なコミュニケーションなんて考えなくて済むし、他人をNPCと認識するだけだからいいんだ。
ただ、チームを組んで戦うという選択肢が用意されている場合は、私はほとんど利用することがない。ほぼ100%ソロプレイヤーになる。
ゲーム内で作るギルドとかクランとかチームとか、そういうのに入っていけない。

 

ゲームというのは、なにかとそれに付随してコミュニティが出来るものだ。まあゲームに限らないが、熱意を持った人が増えてくると、自然と寄り集まって奇妙な集団を形成している。臭い表現をすると、界隈、なんて言うこともあるだろう。
人の集まりって無関係の他者から見ると異様だし、どちらかと言えば悪い側面ばかり取り上げられやすいけれど、コミュニティというのは大小さまざまに存在していて非常に多様だから、一概に断じることはできない。良い部分、悪い部分、どちらもあるのだろう。
ああいうのに憧れるわけではないが、その一員になるためには何が必要なのか、と考えてみると、私にとっての明確な答えが出てこない。リアルの人間関係の延長なら話は単純だが、ゲームつながりのコミュニティってどんな出会い方なのだろうか。
Twitterが上手な人は、きっと誰とでも簡単に仲良くなれるしコミュニティにも入っていけるのかもしれないけれど、最初の日記に書いたように私はTwitterがうまく扱えないのだ。ネット上だけで見ず知らずの人と関わりを持とうという気に、そもそもならない。

長くゲームをやっていれば、ゲーム内で接点が生まれることもあるだろう。でもそれは、ただ同じゲームをやっている人という以上の存在にはなり得ないのだ。いったんゲームから出てしまえば、その他の媒体で関わることはない。

学生の頃、モンスターハンターというゲームが流行っていた。今もやっている人は多いのだろうが……私も数百時間は遊んだ記憶がある。
何人かのクラスメイトと、昼休みや放課後に協力プレイする。あれは楽しかった。あんな時代もあったのだと、涙が出そうになる。
でも、あのときでさえ、プレイ時間の大半はソロだった。協力したほうが楽しいし倒すのも楽なのに、必死になってプレイヤースキルを上げて、集会所の全クエストをソロ攻略した。

いつしか時代は変わりゲームの戦場はオンライン主体に、人間関係も変わり一緒にプレイする友人はいなくなった。今となっては、ゲームで遊ぶような間柄の友はいない。そういう関係を築けなかった、と言い換えることもできる。
次第にゲームに対する意識はますますソロプレイヤーとして先鋭化し、もはや他人と協力することについて、抵抗感しかなくなってしまった。
協力前提のゲームを見ると、真っ先に「なんだ、一人じゃできないのか」と思う。

話しかけてみればいいじゃないか——こんなアドバイスはナンセンスだ。現実にも言えることだが、他人に話しかけるのってとんでもなくエネルギーが必要だし、勇気を振り絞らなくちゃいけない。ましてや直接に反応を窺えない、顔の見えない状況だったら、ほとんど不可能とすら思える。
大げさに聞こえるとしたら、その人はコミュニケーション力があるか、鈍感かのどちらかだ。

ゲームではないが、わかりやすい話として書いておこう。私はTwitterでリプライを飛ばす瞬間や、LINEで連絡を取るときでさえ極度に緊張してしまうし、回数を重ねて慣れてくるまでは毎回、心臓が早鐘のように打っていた。
普通の人には信じられないかもしれないが、そういう体質なのだ。

 

すべては、慣れることで解決するのかもしれない。
ただ、こういうのは段階的に慣れていく必要があると思うのだが、その段階が多すぎることと、生きた相手が必要ということが問題となる。
bot相手に練習したって何も変わりはしない。実戦経験が必要だ。かといって練習台になってくれそうな都合のいい人間が急に現れることはない。もはや出会いが少ないからね。いつの間にか、そういう年齢になっている。
こういう能力は成長とともに身につけておくべきもので、思春期が完全に終了してから取り返すのは難しいのだろうと思う。まったく無理というわけではないのだろうが。

 

 

本日の絵

20200521

いろいろこねくり回して雑になってる感。
もうちょっと素早く丁寧に、を心がけたいのだが。

*1:いわゆるぼっち。一緒にゲームで遊ぶ友だちがいない。インターネットコミュ障。