K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

絵を描く環境と習慣

昨日の長文の反動で今日は何もできなかったぞい。

……本当のことを言うと、Epicで無料になっていたCiv6をダウンロードしてしまったんだ。
もうやらない。

 

 

絵を描く習慣は遡ること10年近く前、深夜アニメを見始めた時期から始まる。
画力ゼロの状態からだったので、当然のことながら見るに堪えない絵ばかり描いていたわけだけど、当時やっていたSNSでは模写した絵を上げると「うまいうまい」と称賛された覚えがある。心優しい人が多かったのだろうと思う。

今みたいにスマホはないし、自分のPCなんてものは持っていなかったから、基本的には紙に書くスタイルしか選択肢がなかった。

別に、本格的に頑張ろうなんて思っていなかったから、本当に趣味というか、たまに描く程度で、画力が向上していたかも怪しい。ただ、一度描くことを覚えると指がそれを求めてしまうようで、学校で授業中にノートやプリントの端にラクガキを繰り返していた。
なお、目や顔レベルで満足してしまっていたから、身体を描く力はまったく身につかなかった模様。

授業中にラクガキをする癖は大学の終わりまで続くわけだけど、今にして思えば、絵を描く環境を整えるまでに時間がかかりすぎたことが問題だった。
大学入学後は自分のPCを所持していたし、今と比べて時間的な余裕がたくさんあったわけだから、もう少し早く機器を購入していれば画力向上の機会を増やせたかもしれない。タラレバだけど、環境ってモチベーションに直結するものだから。

大学では何度か知人に絵を見せたり提供したりすることがあったのだが、アナログ絵をスキャンするか、ペイントで無理やり描くことしかできず、デジタルファイルで共有してやれなかったことが残念だったなと思う。

 

最初に買ったのは1万円程度の板タブだった。これで、PCでデジタルイラストが描けるぞ、と意気込んだはいいものの、アナログとの感覚の違いにしばらく苦しんだ思い出がある。
よくある話だけど、道具を揃えたからと言って結果が出るわけではないんだ。スタート地点に立ったに過ぎないわけで、結局のところ動き出さなきゃ何も変わらない。
悔やまれるのは、どうにか慣れてきた頃にはリアルが忙しくなってきて、徐々に絵を描く機会が減っていってしまったこと。体力のなさがここにきて仇となる。

せっかく買った板タブは、あまり使い込んでやれないまま埃を被る始末で、これじゃいかんと思い直した。
金が貯まってきたタイミングで、今度は液晶タブレットを購入することにした。板タブは悪くないんだけど、新しい刺激が欲しかったというか、憧れがあったというか。ちなみに4万円くらいの安いやつ。評判は悪くなかったし、有名ブランドの高いやつとの違いなんて使ってみないことにはわからないし、まあいいかなと。
液タブは手元を見ながら直感的に書けるから板タブよりも馴染みやすく、おかげで再びイラスト熱を取り戻すことができたように思う。いくらでも絵が描けそうな気さえした。

環境がようやく整ったことで、ラフ、下書き、線画、着色、と一連の流れで絵を完成させることもできるようになり、あとはTwitterやpixivに上げまくって画力を上げていこう、なんて思うようになって。
そうやって描いた絵に、たとえ少なくても反応をもらえると嬉しかった。

 

それでまあ順調にいけばよかったんだけど、そう簡単にいかないのが人生というもので、ああなんて楽しいんだろう。
いろいろあって数か月の間、うまく描けない時期が続いてしまった。そこそこ頑張ろうとしたんだけど、時間と体力面から徐々に崩されて、あるとき急にダメになってしまった。
でも描けないと気持ち悪くって、その状態が長期間続くものだから、そのうち精神がどうにかなってしまいそうだと思った。

ただ、あとはもう、きっかけだけだという気がしていたので、余裕のある今を逃してはならないと思い、このブログを始めることにしたわけで。今のところ調子を取り戻しつつあるから、試みは悪くなかったと思う。
まだ一歩を踏み出したに過ぎないし、このまま半年、一年と継続できたらいいのだが。

最近のお絵描き環境としては、色を塗るときはPCで、練習とかラフはiPad Proでやるスタイルに落ち着いた。iPad Proは神。

 

本日の絵

20200523

猫耳メイド風のなにか。そういう趣味もないし、特に意味はない。
ここに上げる絵をどうするかは、描き始めてから気分で決まっていくことが多い。