K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

外に出るだけで

引きこもりすぎて病気になったんじゃないかと思う。
今日は、30分ほど外出の用事があったのだけれど、たったそれだけで帰宅後に動けなくなって1時間以上の昼寝を余儀なくされた。

 

今ってこんなに暑いのかと、ドアを開けて真夏の空気を感じながら、歩きだすのが嫌になった。
日陰でも汗ばむ熱気は直射日光と合わさると殺人的で、数分もしないうちに体温が急上昇しているような感覚にとらわれる。実際、一時的に37度とか38度くらいまで上がるらしいし。

目的地までは10分もかからなかった。けれど到着した頃には服の内側が汗だくで、建物に入った瞬間の冷気が鋭く身体を刺激する。
用事を済ませて再び外気に当たるまで、およそ10分。それは汗が乾くにも身体が冷えるにも足りない絶妙な時間で、湿った服を身につけたまま、私は太陽光に目を眇めながら帰途につく。

往路で上昇した体温が下がりきらないうちに動いたせいか、発汗具合が気持ち悪くて仕方なかった。私は、頭や顔など見える部分からはほとんど汗が出てこない体質なので、端から見たら平然としているように思われがちなのだけれど、実のところその分だけ胸や腋、膝から下などがすぐ洪水状態になってしまう。
ああ、気持ち悪い。

ちょっと外出しただけなのに、疲労感が重くのしかかる。体力がなさすぎる。
予定していた作業があったのに、異様な倦怠感と眠気に襲われて、困ったことにまったく動けなくなった。椅子に座っていることもままならず、そのまま寝転がって意図せず仮眠状態になる。
しばらく経って起きてみれば、あれはなんだったのかと不思議に思うくらい、奇妙な不具合だった。
このところ体力が低下している影響もあって、以前にも増して外から帰ってきた際に、どっと疲れが出るようになった。そんなことは別に珍しくもない。疲労とはそういうものだ。
けれど、何もできなくなるレベルというのは、なかなかに珍しいことだった。

 

実は熱中症になっている説、意外と正しい可能性がある。
もともとあまり水分を摂取しない生活習慣で、毎年夏になると生命の危機を経験している。若さにかまけて改善しない怠慢な性格が悪いだけだから、自業自得と言われたら反駁する余地がない。

今日も、外出したことで明らかに体内の水分量が減少している自覚があった。しかし、なぜか帰宅後に水分補給を行わず、自室に直行。喉の渇きを感じるものの、そのときにはもう、あまりにも気怠くて目を閉じかけていた。軽く脱水症状になりかけていたのかもしれない。
今回は寝たら治る程度の軽症で幸いだったけれど、自覚したときには手遅れのパターンに入っていたような気がするので、この時季は本当に気をつけなければならないと思う。

倒れてしまったら、新しい生活とか言っていられなくなるし、そこは意識改革が必要なのだろう。頑張ろう。