K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

テレビを見なくなった

今どきの若者はテレビを見ない。
よく言われることで、インターネット上のコンテンツをはじめとして、さまざまな娯楽で溢れている時代だから、当然の流れではあると思う。
幼い頃は暇潰しと言えばテレビ、みたいな感じだった覚えがあるけれど、私も最近ではすっかり見なくなった。

 

見なくなったとは言っても、地震が発生すればNHKはつけるし、アニメのリアルタイム視聴などで需要がゼロになったわけではない。
しかし、アニメに関しては配信など、テレビ以外で見られる環境が充実してきたこともあって、過去一、二年の話になるが、めっきりリアタイ視聴が減ってしまった。
ぶっちゃけ、一話あたりの拘束時間が30分から約24分になるうえに、個人的な事情としてはPCのモニターのほうが大きくてきれいだから、テレビで見るメリットが本当にないのだ。真っ先に見たい場合くらいだろうか。

それに関連して減ったことと言えば、CMを目にする機会だ。普通のバラエティーにしろアニメにしろ、視聴者層を意識したCMが番組の間に挟まれるけれど、配信には当然入らないわけで、最近はそういう広告を目にしたのがYouTubeくらいしか思い当たらない。
昨夜は超久しぶりにリゼロをリアタイしたのだけれど、ふと思ったのだ。
アニメの時間帯に流れるCMはラノベやBD、主題歌の宣伝などがほとんどだから、見る分には嫌ではないというか、結構好きなものもあった。このところ少し物足りなさみたいな感覚があったのは、そういうことなのではないかと。
CMというのは刷り込みの効果が強いのか知らないけれど、思い返してみると意外に印象的なものが多かった。特に主題歌は繰り返し流れるため、曲を覚えるのに一役買っていたようにも思う。
配信だとCMがないだけでなく、OPEDどちらも飛ばしてしまうことが珍しくないから、最近どうにも曲が覚えられなくて困っている。テーマソングはアニメの顔みたいなもので、できれば視聴した作品については覚えておきたいという想いがあるのだ。

テレビを見ないことによるデメリットは、だからアニメに関してはいくらか思い当たるかな、といったところ。


私はドラマを見る習慣がないため、テレビ上のコンテンツは本当にアニメくらいしか自主的に触れているものがない。
実際のところは、自宅での食事時などに居間のテレビがついているから、くだらない番組*1が毎日のように視界に入ってはいる。けれど、特に注意を向けているわけではなく、まぁ雑音程度にしか考えていない。
流行や話題のニュースに関してはTwitterがあれば十分に思えるし、おかげで芸能人の知識は皆無に近いけれど、そんなものは正直なくても問題ない。おそらく私は、テレビがなくなっても困ることはないだろう。

ちなみに、飲み会なんかで人のタイプを表現することを求められる際に「芸能人で例えると?」という質問になることが稀にあるけれど、あれは死ぬほど苦手だ。答えに詰まる。冗談ではなく芸能人がわからないから、やめてほしい。

実家にいるうちは一応、機会が残っているけれど、そのうち独り暮らしが始まれば、本当に一切テレビという媒体を見ることはなくなるのだろうな。

*1:くだらないという言い方は失礼かもしれないが、同じような番組で溢れていて昔ほどわくわくするようなものがないから、そういう感想になってしまうのも仕方ないと思っている。