K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

絶不調の底

非常に腹立たしいことだが、隣のキチガイの迷惑を受けて生活リズムが足元から崩壊した。
昨日の日記にも書いたけれど、あまりにも想定を上回る常軌を逸した騒ぎ方に、神経質な私に限らずまともに眠るのは無理と判断して、あと一歩のところで110番通報するところまで行ったくらいだ。
結局、緊張してしまって踏み出せなかったことと、急に静かになることが珍しくないから来てもらった時には騒音なんて出ていない可能性もあって、国家権力に頼ることはできなかった。

 

このままでは泣き寝入りすらできないと思った私は、もう眠ることを諦めた。
一度はスリープモードにしたPCの電源を入れ直し、日中と変わらない体制になって深夜の時間を潰していく。
イヤホンをしていたから気づかなかったけれど、深夜の3時頃を境に音が止んだように感じた。眠ろうと思えば、眠れた可能性は高い。
けれど、本当は散歩のために早起きを予定していたのだ。このまま眠ってしまったら、おそらく起きられないため運動のミッションは達成できなくなる。
その一方で、眠れていない状態で運動することへの不安も当然あった。睡眠不足のまま身体に負担をかけたら、途中で倒れてしまうのではないか。
そういうわけで実施するか悩ましいところだったけれど、早寝早起きだけでなく運動の習慣すら壊されてしまっては本当に悔しいので、どうにか体調を崩さないように意識しつつ、いつものペースで歩くことにした。

無事に帰宅して朝食を済ませ、溜まったアニメを見ていたら、あっという間に世の中が動き出す時間だ。外から入ってくる環境音が一定のレベルを超えて、眩しい朝日が室温を徐々に上げていく。
こうなってくると個人的には眠気のピークで、別に我慢しようとも思わないが、特に意識しないうちに布団へ潜り込んでいた。
次に目を覚ましたのは正午のことで、しかしながら頭がすっきりする様子はない。再び横になれば、そのまま数時間は眠れそうな気怠さを感じた。
ただ、流石に起きて何かをしたいという欲求もあったから、適当に昼食を摂ってから午後の活動へと入っていった。

夕方の少し手前あたり、まだ外の世界は活発な時間帯に、二度目の眠気のピークがやってきた。
本来は昼寝を求めて身体を誘惑してくるものだと思うのだけれど、今回はひどい寝不足と相まって到底耐えられるものではなく、数時間ぶりに布団に吸い込まれていった。
先ほどと同様に、この際にも明確な意識があったかは定かでない。

そして二度目の起床は夕食を摂るのに相応しい時刻で、すっかり昼夜逆転してしまったことを確信した。
たっぷり眠ったわりには不思議と頭が重く冴えないままであるため、横になれば案外あっさり眠りに落ちる可能性はありそうだが、これを書いている今はまだ副交感神経が優位というだけで、いずれ交感神経が強まった時には眠れる気なんて一切しなくなるだろう。
今日ほど最悪な日もなかなかないだろうから、いったん調子の波は底を打ったと判断して、明日から輝かしい時間の使い方が待っているのだと、あえてポジティブに捉えたいところだ。


昨夜からの、というか三日前の夜から続く一連のストレスを思い返すと、どこかで別の選択肢があったような気がしないでもないが、とにかく私は穏便に事を済ませたかったのだから、こうしてダメージを受け続ける消極的な形となったのは仕方ない部分がある。
隣人ガチャには失敗し、対応を求めている管理会社からは無視され続け、もはやどうすることもできない。
昨夜は明らかに異常事態だったのだから、隣の反対側の住人も迷惑を受けているに違いないのだけれど、仮にあの奇声を気にしないのだとしたら図太すぎるし、私としては諦めるしかない。
下の住人もドタドタと響く足音などをずっと受け続けているはずで、私だったら今の環境と同じく発狂したくなるほどのストレスに違いないのだけれど、これも上に同じく図太い人間であるのならば、同意を求めることはできないだろう。
そんなことってあるだろうかと思うけれど、もしかしたら私はとんでもない集合住宅に入居してしまっているのかもしれない。
許されるのならば、さっさと出ていきたいところだが、まぁあいにく今は時期が悪い。やや複雑な事情を抱えているので、少なくとも再来年までは我慢しなければ、他のところに引っ越すのは難しいだろう。

実は、耐え難い状況を看破する糸口を見つけるために、昨夜はしばらく音声を録っていたのだ。
隣の連中の、意味のわからないバカ笑いや騒ぎ方が、これでもかと記録されている。聞き返すのは苦痛でしかないけれど、被害を受けている証拠として、今後どこかで使える機会があるかもしれない。
110番通報をしないでも、被害届という形で迷惑を訴えることはできるし、騒音が今日明日とまだまだ続くようであれば、その方法が現実味を帯びてくる。

まったく対応してくれない管理会社に対しては、もはや怒りの感情すら湧いてこないのだけれど、一応、念のために、今朝方に抜粋した迷惑音声を送付しておいた。
こんなにひどい状況なんです、なんて文字で表現したところで理解は得られないだろうが、音で聞けば明らかに異常であると思い直して、ちゃんと動いてくれるのではないか。
そういった期待はあったのだけれど、残念ながら今日のうちに何か対策を講じたという連絡が来ることはなかった。こちらは水曜日から迷惑を訴えてお願いしているというのに、なんという怠慢だろう。被害者である顧客の要望を完全に無視するなんて、企業としてどうかと思うぞ。
当然、土日は休みで進捗がないだろうし、少なくとも月曜までは変化が起こらないと思うと、もう期待すること自体が間違っていたような気さえする。

なぜ、私がこんな厄介事に精神をすり減らさなければならないのか……納得がいかないという感情的な話はさておき、心身の調子の制御を自身の内側にのみ求めることができない環境は、著しく幸福度が下がると考えるので、様々な目標に向かって健全に歩んでいくためにも、これは一刻も早く解決しなければならない問題だ。
この土日と、休み明けの月曜が命運を分ける。
DQNに好き放題させてなるものか。どうにかして、やつらには常識というものを教えてやらなければならない。
常識を外れた道を進んで許されるのは、常識を弁えている人間だけなのだから。

……まぁ難しいよね。どうしたものかなぁ。