K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

服がない

外に出ない生活が続いているから、規則的に服を消費するわけではなく、たとえば面倒くさがって二日くらい同じ服を着たままということもあれば、散歩で汗をかいて一日に複数枚を使うこともある。
そうすると、週に一度、決まってこの日に洗濯という習慣にもならないため、着るものがなくなりそうになったら洗うことにしている。
ちょうど昨日の夜に着替えのストックがなくなったので、これまでのパターンなら今日の昼間にでも洗濯すべきところだったのだが、ちょっと怠慢を働いてしまって、いまだに洗濯物が積み上がったまま。これでは、迂闊にシャワーを浴びることも、突発的な外出の用事に対応することもできないし、いやはや困った話だ。

 

以前に何かの日記で書いたような気がするけれど、冬を除いて在宅時にはノーパンでいることも多い。ノーパン健康法というものが実際に効果があるのか微妙なところではあるが、締め付けがない分だけ、主に寝る際のストレスは抑制されているような気がしないでもない。
まぁ単純に通気性が素晴らしいので、慣れてしまうと戻れないわけだが。

そういう事情もあるため、外に出る必要が生じない限りはパンツ切れに困ることはないと思っているけれど、流石に一人暮らしとはいえ上半身にはTシャツくらい身に着けたいものだ。
冷房の効いた部屋では腹を壊しかねないし、なんだか落ち着かない。無意識に出てくる汗を考えるなら、衛生的にも何かを着ておいたほうが好ましい。
いくら潔癖症の対極のような性格の私であっても、数日前に脱いだ服を再び着用する気にはならないし、シャワーを浴びてきれいになったのに汚い服を着ようとも思わない。
つまり、洗濯するまで外出はおろか、身体を洗うことすら制限される生活を自ら招いてしまった形になるわけだ。

洗濯をしても、着られるようになるまでは時間が必要だ。まぁ乾燥機能付きのドラム式なので、数時間の辛抱といったところではあるけれど、午前中に洗濯開始をしたとして、リフレッシュできるのは午後になるだろうし、午後になったら諸々のモチベーションが低下するため、「明日でよくない?」みたいな気分になる。
結局、一日がかりというか、怠慢に怠慢を重ねると時間を無駄に浪費するだけということがよくわかるので、こうなる前に対策を取るべきなのだろう。

 

明日、珍しく私を外に引っ張り出す誘いの連絡が届いたのだけれど、洗濯事情によって断る羽目になった。
汚れた服を着て人に会うわけにもいかないし、明後日以降の活動に希望を託して、せっせと洗濯に励むしかないのだ。

ちなみに、ずっと着たままでいる分には、数日くらいなら臭いが気になることはないから、明日は同じ格好で過ごすことになる。
全裸で生活するということ自体には若干の興味はあるけれど、常識と経験から判断して、どうなるかは予想がつく。

こんなことなら服を余分に買っておけという話はあるかもしれないが、これでも毎日外出したとしても一週間は大丈夫なくらいに余裕はあって、そもそも洗濯を後回しにしてしまう癖が原因なのだから、たくさん服を所持していたとしても根本的な解決には至らない。
なんだか、金があるならメイドを雇ったほうがいいくらいの著しく生活力に乏しい人間になってしまって、頑張るぞと意気込んでいた過去の私が悲しい顔をしている気がする。