K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

アクセス数の変化

このブログの訪問者について取り上げた記事は、過去には一昨年の秋、それから昨年の夏に書いた。
初めは誰も見に来なかったり、来ても一人か二人くらいで、他者の目を大して気にせずに書き続けることができたのだけれど、いつの間にか閲覧者ゼロという日がなくなってしまい、うっかり変なことを書き残してしまわないか心配しないでもない今日この頃、久しぶりに訪問者の分析を試してみた。
Googleアナリティクスを使えば、はてなブログ標準搭載の「アクセス解析」ではわからない、ユーザーの細かい動きを捉えることができる。

 

参考までに、まず直近のアクセス数の推移を貼っておこう。

アクセス数

1月25日だけ謎に爆発しているけれど、基本的には10から30程度の範囲に落ち着いている。
ここの数字は、おそらくページが表示された回数をカウントしているため、これだけでは実質的な訪問者の数はわからない。一人が複数の記事を読んでくれたり、適当に遷移しまくったりするだけでも増えてしまうから、たまに興味を持った変人が現れると異常な値が出やすくなるのだ。

さて気になるのは、誰が何を見ているか、ということだ。
何度も書いている通り、私は別にブログで稼ごうとは思っていないし、特定の属性を持った人間を対象に記事を書いているわけでもない。
ただ、自らを省みるために、そして文章作成能力を落とさないために、半ば趣味、半ば課題として取り組んでいるだけ。この空間で想定されている存在は、私自身以外には存在しない。
そういう事情もあって、定期的に同じ人間が訪れているとなると、やや恥ずかしい気持ちになる。監視されているような……というよりも、その人には友人や家族、親よりも私のことが深く伝わっている気がしてしまって、変に意識すると素の自分を文章に投影できなくなるかもしれない。
恐る恐る、訪れたユーザーの足跡を辿る。実際には、リピーターはほとんどいないようだった。

アクセスの大部分が新規ユーザーとなると、考え方が変わってくる。
たまたま偶然、なんらかの検索に引っかかって訪れて、軽く目を通したらブラウザバックしているというパターンが最も多いはずだ。
よく私もやるけれど、アクセスしたページに知りたいことが書かれている可能性なんて、決して高いものではない。
WikipediaやQiitaのようなサイトならともかく、個人ブログなんて普通は書きたいことを好き勝手に書いているだけだから整った情報が揃っているとは限らないし、文章の質が低いことも珍しくない。
アナリティクスの性質上、その後ブログ内の別ページに飛ばなければ滞在時間に加えられないので、ちゃんと読んでくれているかどうかも、よくわからないのだ。
いやいや、恥ずかしいから読んでくれていなくても構わないのだけれど、いざ数字を前にしてしまうと不思議な寂しさも覚えるもので……だから驚くほどページビュー数が増えていると、物好きが来たのだとわかって少し嬉しくもなる。

それでは、どの記事に人が多く集まっているのか。これは簡単な話で、普段のこうした他愛ない私自身についての戯れ言は、まるで人気がない。
結論から言えば、ブログで安定的に人を集めたいのなら、それなりに大きく注目されているコンテンツについて書き続ければいいのだと思う。
今となっては書き直したいくらいの、わりと昔の日記なのだが、とあるゲームについて書いた記事が全体の半分弱のアクセスを集めているようだ。
特に攻略情報や役立つ知識は書かれていないし、ゲームに対する感想めいた怪文が大半を占めているだけで、面白味もない。
にもかかわらず、どこからともなく訪問者が増え続ける。今日も、昨日も、その前からずっと、どこかに晒されているのではないかと疑いたくなるくらいに、その記事がアクセス数を稼いでいる。
まったく不可解な話だ。


今後も毎日更新という方針は変わらないし、妙に他者を意識した内容を書くつもりもない。
私がその日に感じたこと、思いついたこと、経験した出来事、記録しておきたいことなどなど、気まぐれにマイペースに取り組んでいきたい。

そうそう、一つだけ願いを書くとしたら、現状のままひっそりと続けたいということだ。
匿名掲示板やTwitter、巨大まとめブログなんかに取り上げられて大人数に踏み荒らされるのだけは勘弁してほしい。
まぁ今のところ炎上する理由はないと思うし、誰が来ようと反応するつもりはないから何も変わらないけれど。