K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

花粉が凄いらしい

先週末の予定では、今日あたりに散髪と買い出しの兼用で外に出る機会を作ろうと思っていたのだけれど、いくつかの理由から在宅モードを解除できないでいる。
まず、日中の活動しやすい時間帯に都合よく元気な状態で起きていることが難しいという点と、昨年の何倍か知らないが大量に飛散しているらしい花粉に関する情報が外に出る気力を奪ってくる点だ。

 

前者は生活習慣の問題なので、身体に多少の無理を強いれば突破できない課題ではない。ただ季節柄、明け方から昼にかけて、ちょうど心地好い気温が布団の魅力を底上げしているというだけの話であって、ちゃんと予定をスケジュールに組み込んでおけば、起きられないなんてことはないのだ。
一方で後者は、対策のしようがない。マスク着用で防げる量には限界があるし、一度でも外気に触れたら服や髪に花粉が付着する。帰宅時に振り払おうと、一定の花粉は室内に取り込んでしまうことになるから、外出後しばらくは目の痒みや、くしゃみに悩むことになる。

まぁそんなことを言っていたら、来月の後半くらいになるまで外に出られなくなってしまうから、どこかのタイミングで花粉の海に飛び込むことにはなるだろう。
ただ、まだ食料には余裕があって、直近で他者と会う予定もない以上は髪を切る必要もなく、今のところ積極的に外出する理由はないというだけだ。
本当の望ましくないのかもしれないが、窓を完全に閉め切っているおかげで、今月は先週の外出直後を除いて花粉を感じることなく生活できている。できれば、この快適な空気を長く維持したい。

 

それにしても、花粉の影響は思わぬところに出ている。
隣人の話だ。壁が薄すぎて、くしゃみをすれば振動が伝わるという問題点は何度も書いてきていることだけれど、隣に住むキチガイは深夜に帰ってくることが珍しくない。いったい、どこに出かけていることやら。
帰宅後は、身体が最も花粉への反応を顕著に示す傾向にあるのだろう。周囲が寝静まる夜中に、くしゃみが際限なく聞こえてくるのだ。
私が寝ているかどうかに関係なく、別に耳を澄まさなくても隣人の行動が伝わってくるから、本当に耳障りで仕方ない。女のくせに口を押さえる気配もなく、盛大なくしゃみを繰り出し続ける様子は私の苛立ちを加速させ、頗る気分を損ねる。
一番ひどい時には十秒に一回くらい、くしゃみをぶっ放してくる。花粉が原因だというのは理解できるけれど、それにしても室内の空気が非常に悪いのではないかと思ってしまう。
実際、奴が喫煙者であることは過去に確認済みだ。もともと空気がきれいな部屋だとは思っていない。スギ花粉以外の時季でも、頻繁に咳やくしゃみを繰り返しているから、そういう人間なのだろう。絶対に相容れないタイプだ。
薄壁一枚を隔てた空間にそのような生物が平然と生きている事実に、心から不運を感じる。