K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

ぐだぐだ

眠くなったら寝る。そうでなければ寝ない。数日前から実施している不眠症対策の試みは、今のところ成功とも失敗とも言いがたい経過で推移している。
というのも、メリットとデメリット、どちらも見えてきたのだ。毎度、眠気が限界に近くなるから睡眠の質は確実に上がるのだが、眠くなる時間帯や起床時刻を操作しづらくなる。
結果、曜日感覚というか、長年にわたって培ってきた一日というものへの感覚が信用できなくなってきた。

 

まったく外に出ないのであれば、これでも大きな問題は発生しないのだろう。実際、始めてから数日は困ることがなかった。
しかしながら、私にとっての数少ない外出機会である食料の買い出しにおいて、非常に甚大な影響が出てしまっている。
以前から、一日の予定に買い物を組み込んでいる時の成功率は決して高いものではなく、気分を損ねる何かが起こると、すぐに翌日へとリスケしたものだった。
だから、一昨日の時点で買い出しの必要性を感じたにもかかわらず、現在に至るまで一歩も外に出ることができていない状況というのは、予測できたいたことだった。
過去にも例があるし、別に珍しい事象ではない。

いくら怠慢を続けようと思っても、生きるために食事は欠かせない。いつか、どこかのタイミングで玄関のドアを開け、外界に飛び出していく必要がある。
それをどこまで引き延ばせるか、というところが極端な出不精の私には重要な焦点となる。
今日は、そういう意味では機運が向いていた。晴れており、気温も過ごしやすい。モチベーションを遮る環境要因が少なく、直近数日の間では最も買い出しに適していたと言っていいだろう。
まぁ残念ながら、キャンセルせざるを得なかったのだが。

冒頭に書いた不規則な睡眠リズムによって、私が横になったのは昼を過ぎてしばらく経った頃だった。正午よりも夕方に近いくらいで、思えばもう少し我慢すべきだったのかもしれない。
一応、陽が沈む前くらいに出ようと考えていたから、短時間睡眠のつもりで目覚ましアラームを設定しておいた。
ただ、強烈な眠気の前では、そんなものは役に立たない。他者の関わる予定があれば話は変わるけれど、自分一人きりで成立する予定なんて、いくらでも直前に変更が生じるものだ。
一度は目を開けたものの、再び閉じるまでには刹那ほどの時間しか要さなかった。

その後、起床したのは日没から少し経った頃、急いで身支度を整えれば閉店時刻には十分に間に合うタイミングではあったけれど、いつも訪れている時間帯よりもだいぶ遅れてしまう。
やってしまった、と思った。これでは買い物をしようという気力が湧いてこない。物事が予定通りに進行している時には調子が良いが、何かしらのアクシデントが発生して躓くと、一気に冷めてしまう。ありがちな萎え方だった。
何よりも、ここで外出を回避しても急に死ぬことはないという論拠のない安心感が、体力の少ない身体に無理をさせることを拒んだ。明日でも、明後日でも構わないだろう。

いやいや、明後日だと流石に厳しくなってくるのだが、まだ明日までは食いつなぐ手立てが確かにある。
眠気を我慢して買い出しに向かったとしても、疲れて何も口にせず倒れるように眠り込んでしまう可能性だってあったのだから、上手くいかなかったように見えるのは結果論に過ぎない。
より効率を目指すのであれば、限界まで食料を節約し消費し尽くしたのち、新たに入手するほうが好ましいだろう。何も問題はない。

 

というわけで、今日も相変わらず、真っ当に生きることはできないのだった。
ちなみに、夕方の睡眠がショートスリープであったことに変わりはないため、今夜は暗いうちに布団に入れそうではある。
午前中に目覚めることができれば、外に出る流れを作ることなんて容易だろう。

明日も天候は今日と似た感じのようだから、悪くない。四月は冬と夏を繰り返すような季節感だったので、ようやく春らしさを感じることができて嬉しく思う。
明後日は若干、降水確率が怪しい気がするため、できれば明日は失敗しないで終えられるようにしたい。