先週の暑さが嘘のように気温が下がった今週の気候だけれど、個人的には不快感が解消されたわけではないため、あまり過ごしやすくなったという感覚がない。
というのも、私は外に出ないからだ。外に出て涼しいという経験が起こらないため、相対的に恩恵を受けづらくなっている。
それに、空気を循環させやすい住居ではないせいで、室内は外気温ほどわかりやすく涼しくなることはないのだ。PCを稼働させていると、外よりもずっと暑くなる。
体感で言うと、先週の猛暑日にエアコンを動かしている時よりも、むしろ不愉快なくらいだ。
温度設定は変えていない。けれど、外が大して暑くないため冷房能力が発揮されづらいのだと想像する。
外より室内の気温が高く、設定温度は外気温よりも高くて室内と同じくらい……となると、ほとんど涼しいと思える冷気は出てこない。
もちろん、電気代がグッと抑えられるというメリットはあるけれど、暑い日と比較するとコスパは頗る悪い。
窓を開けて風に頼る方法もあるが、夜はともかく昼間では微妙なところだ。
しかも梅雨に戻ったかのような湿度の高さでは、却って不快指数を高めかねない。
最も簡単な解決法は、一気に設定温度を下げることなのだろうけれど、普段の節約意識に反して電力使用量を等閑視することには抵抗感を覚える。
猛暑日なら仕方ないと諦めるのだが、この中途半端な涼しさと暑さの狭間においては、妙に我慢してしまう自分がいる。
もう少し……30℃台後半とまでは言わないから、32℃くらいの普通の夏日といった具合に気温が上昇してくれれば、我が家のエアコンも期待に応える働きをしてくれるはずなのだ。
梅雨よりは気温が高いわりに、湿度は大差ないレベルの空気が続いていくと、通気性の高い家は地獄を見る。
溶けるほどではないから余計に、危機感で身体が自動的に動くほどでもなく、地味なストレス要因でしかない。
先日、入居してから初めてエアコンのカバーを外した。
軽くフィルターの掃除をしようと思ったのだが、本当は月イチくらいで実施したほうがいいらしい。
とはいえ、想像していたほど埃が蓄積されていたわけではなかったから、取り除いたところで性能が向上するのかは怪しいところだ。
実際、昨日今日と適さない条件になったら涼しさを感じられなくなってしまったし……まぁどちらかと言えば、消費電力に影響があるのかもしれないが。
それにしても、これを書いている現在、意味がないと思ってエアコンの電源を切ったのだが、失敗だった。
気温は少し上がり、湿度は爆発的に上がった。体感だけでなく、温度計を見ているから間違いない。一応、エアコンも最低限の働きはしていたらしい。
もう仕方ないから、やや設定温度を下げて除湿運転を24時間つけておくべきか……どうせ外が涼しいなら電気代も大してかからないだろうし。
