K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

捉え方は状況次第

疲れが溜まっていても、たっぷり休めるとは限らない。しかし不思議なもので、自分一人だけだったら絶対に半日は眠っているであろう疲労の蓄積具合であっても、他者との関係性と一定のスケジュールが存在していることで、己が考えている以上に元気というものは出てくるらしい。
このシチュエーションから解放された時に、いったいどれだけの反動が襲ってくるのか恐ろしくて想像もしたくないけれど、ともあれ今は謎の力により身体が動かされている。

 

それにしても、動くには動くが疲れは確かに実感している。ちょっとした動作で脚腰が軋む感じがするし、慣れた寝床ではないから睡眠を取ったとしても十分な休息ができるとは限らない。
そもそも眠りが浅いので、本当は長時間の睡眠時間を確保しなければならないのだが、連日の早起きを強制される予定の数々により身を削るしかなくなっているのが現状だ。
このままでは、いつ倒れてもおかしくない。暇な大学生の自慢ではないが、過去三日間で6時間も寝ていない気がする。私の身体のどこに、こんな体力が潜んでいたというのだろう。

そして、徐々に全身を蝕み始めたのは、地味な筋肉痛だ。激しい運動後のような強い痛みに苦しめられているわけではないけれど、大したことはない動きにも微妙な痛みが付きまとう。
数日の回復期間を設けない限りは、一生フルパフォーマンスになれないような感覚だ。
自宅の布団に入って、たっぷりぐっすり眠りたい気持ちが強い。外の環境では、どれだけ良質なベッドが用意されていても、熟睡することはできない体質なのだ。
一週間ほど過ごせば慣れて適応するはずだが、週末にはこのイベントは終了する。我慢するしかない。

一応、普段ではありえないくらい多くの食べ物を摂取しているから、栄養の欠乏が災いして力尽きるということはない。慣れない量に胃腸は驚いているため、いずれにせよギリギリのところでバランスを保っている感が否めないが……こういう形で体重が増えたところで、結局は一時的な増加に過ぎないし健康的とは言えないから、帰ったら体重や体力は元に戻ることだろう。
どうせ、食事を蔑ろにしてでも惰眠を貪るに違いない。食欲と睡眠欲の満たされ具合が、今は偏りすぎている。

 

非日常の環境下にしばらく身を置いていると、どうにも自分では意識できない領域で精神が変質するのだとわかった。
意図していない、とんでもない発言をしてしまう。言ってから相手の反応を見て、こんなに強く刺さるとは思わなかったと反省させられるのだ。
これには、良い側面と悪い側面がある。何しろ、同行者も非日常において、私と同様に「おかしく」なっているのだから。私の言葉がナイフになっているかもしれないが、一方で相手の失態を的確に咎める役割を果たすことも場合によっては可能になる。

今日の発言を振り返ってみると、とあるシーンで相当に強い言い方をしてしまったことが真っ先に思い当たる。
内容的には、特に謝る必要はないと思っているけれど、もっと別の言い方があったような気はするから、これは翌日以降に活かすしかないだろう。言葉を投げつけた直後、相手の態度というか表情というか、おそらく精神的な状態が急激に悪くなったのは、きっと私の気のせいではないのだから。

まぁ精神面の話をすると、いつも独りきりでいることが当たり前の私が複数の人間とずっと行動を共にしているという点で、途轍もないストレスを感じていることも書いておかなければならない。
イメージで言うと、MPがゴリゴリに減り続けているような感じだ。回復する暇は滅多に与えられない。HPも大部分が削れつつあるため、数値化して考えてみると、これはもう心身ともに大きく疲弊していると断言していい。
どちらにしても、帰る時まで好転が見込めないのだから、あとはなるべく発狂しないように努力するしかないのだ。
こうやって言語化してあらためて認識すると、目を逸らしていた厳しい状況を受け止めなければならず、余計に苦しくなってきた。
明日の日記は、少しだけテーマを変えたほうがいいかもしれない。