K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

寝不足と過食

一昨日の日記だったと思うが、睡眠の時間帯を調整したいという試みに対する懸念点として、隣人の行動を挙げた。
運の悪い、間の悪い私のことだ。嫌な予感は見事に的中し、夜通し不愉快な声に悩まされる羽目になった。
ただでさえ崩れた生活リズムを戻すのは大変だというのに、さらにイレギュラーな事態により満足な睡眠を取れないまま過ごすことになった昨日……そして引き続き昨夜も、隣人は夜中の活動が活発となっていて、私は体調を改善できないまま今日を迎えることとなった。

 

予定は夜だった。だから、多少は起きるのが遅くなったとしても大きな影響はない。
とはいえ、出かける前には諸々の用意であったり、消化しておくべき日課であったり、何かと時間を使う用件がないわけではない。
早起きとは言わずとも、午後の早い段階で目を覚ましておく必要があった。
当然、夜のうちには眠れる気がしなかったが、朝方には布団に入った。けれど、深夜から続く隣人の声は依然として響いてくる。もう社会が動き出す頃合いで、土曜とはいえ一般的には起きていて不思議ではない時間なので、ここから騒々しくなったとしても我慢しなければならない。
時間が経つにつれて次第に眠気は増してくるものの、断続的に耳の奥を震わせてくるバカの高笑いが、いつまでも安眠を許さない。
結局、部屋の中が静まって眠りに落ちることができたのは昼に近くなってからだったように思う。

14時半には起床した。短時間ではあるものの脳が休息状態に入れたため、起き上がって活動できないわけではないけれど、体感としてはほとんど眠れていないのに等しい。
今日はなんとかなっても、確実に睡眠不足が蓄積するため、明日か明後日には体力的な限界を感じることになるだろうと容易に予測できるレベルだ。
たまにしか飲まない滋養強壮剤を胃に入れて、気力を捻り出そうとする。疲労は溜まってしまうかもしれないけれど、ずっと交感神経を優位にしていれば、途中で眠気に悩まされる可能性は低くなる。
まぁ予定というのも身内の集まりなので、フォーマルな場に出ていくわけではない。必要以上に畏まったり、緊張したりする理由はないだろう。

夜に食事を終えて、明日には帰るつもりだけれど実家に一時帰省した。
食事に関して言うと、日常的に口にしている食べ物とは比べものにならないクオリティと量であり、ややキャパオーバーだったことは否定できない。
普段あまり食べていないからと、たくさん摂取することを薦められるのだが、あまり食べすぎると却って胃腸のコンディションが悪化して十分に栄養吸収できなくなるから、何事もバランスが肝要だ。
そういう意味では、崩壊ギリギリの危ないところまで追い詰められた感触があり、つくづく食事が不得意なことを思い知らされる。

食べすぎた日の夜は、たいてい上手く眠れない。
まず、食後かなり長い時間を空けていないと、横になった瞬間から胃痛に襲われるのだ。
これは平常時にも言えることで、消化が進んで胃が空の状態に近くなるまで就寝するわけにはいかないという、悩ましい体質を抱えている。
食べた量が多ければ多いほど、消化には時間を要する。消化の効率が悪い。平均的な人間がすっかり空腹を感じ始めるくらいになって、ようやく横になっても大丈夫かどうか考える前提が整う。
だから私には夜食なんてありえないし、通常は一日二食でなければ生きていける気がしない。

さて、一方で体調は絶不調に近づいている。なんといっても、ほとんど眠れず身体に鞭を打つような形で出てきているのだ。
欲を言えば、すぐにでも眠りたかった。
しかしながら、それは胃腸が認めない。消化が進み、胃が休めるようになるまで、身体や脳も休むわけにはいかなかった。
いわゆる三大欲求のうち、睡眠欲と食欲は喧嘩しがちだ。どちらかを優先すれば、もう片方は蔑ろにせざるを得ない。
まぁ私の場合は滅多に食欲なんて湧いてこないので厳密には違うのだけれど、とにかく眠っている最中に食べられないのと同様に、食後の消化中には眠れないということだけ主張できれば問題ないだろう。
食事には、食べている間のみならず、消化も含めて長い専有時間が存在している。

 

本当に限界が近づいている。
このまま目を閉じたら、次に起き上がるのは半日以上も後なのではないかと思うくらい、睡眠欲の塊が形成されているのを感じる。
そろそろ、胃に対する負荷が減ってきた。もう横になっても大丈夫だというサインが出ているような気がする。
既に思考はまとまらない。何を書いているのかもわからない。
とにかく、数日ぶりに睡眠欲を満たせそうな段階にやってきている。
今の私には、「お疲れ様」と「おやすみなさい」しか似合わないだろう。