K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20230726)

某社の決算に関して某界隈で巻き起こっているネガティブな論調について、全肯定するわけではないものの、流石に私も部分的には同意せざるを得ない状況だと感じた。
芳しくない兆候自体は随分と前から、それこそ絶頂期にあった二年前の時点で表面化していたわけだけれど、当時は爆発的な人気があったため、全体としては問題点が掻き消されるような雰囲気に包まれていた。偶然にも恵まれた成功体験に縋り続けた結果、すっかり勢いが落ち着いた現在に至るまでに改善策を見出すことができず、目先の利益ばかりを追求してコンテンツそのものの魅力さえ損ないかねない事態を招いている。
そう、コンテンツ自体は素晴らしいのだ。ただ残念ながら、せっかくの素材を活かせていない。
ピークと比較すれば絶望的に思えるけれど、歪んだ認識を取り払って業界水準に補正して考えれば、まだまだ大きなポテンシャルを秘めた存在であることは間違いない。しかし、奇跡的な金のなる木をここまで凋落させた開発運営に、今後どれほど期待できるものだろうか。