しばらく悩みの種であった不眠症問題だが、完全に解消したとは言えないものの、どうやら一時期の致命的な状況は脱したらしい。まだ依然として眠りが浅かったり短時間で目覚めてしまったりすることはあるのだけれど、一日の合計睡眠時間は確保できるようになった。
いや、むしろ先日までに蓄積した寝不足の分を取り戻すかのように、想定以上の時間を費やす羽目になっている。眠りの質が決して高いわけではないから極めて効率は悪いものの、寝起きから数時間の気分は悪くない。ちゃんと体力を回復している感があって、それだけでも目の前にある作業へのモチベーションは段違いというものだ。
しかし、困ったことに体力の上限値が低いせいで、次に睡眠を欲するまでの間隔が短すぎる。活動可能時間のピークは起きてから6時間前後、半日もすれば疲労感が全身に回って、再び休みたくなる。不眠症と比べてどちらがマシかというと難しい話になってしまうが、これでは流石に不便で仕方ない。解決方法は……やはり、ちゃんと食べて運動をして基礎体力を高めていくしかないのだろうか。
