K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20230713)

皮肉なことに、健康的に生きようとしている日は上手く眠れる気配がなかったというのに、命を縮めるような苦行に身を投じた翌日の目覚めは、違和感があるほど上質なものだった。著しく体力を消耗したからこそ、むしろ身体が休息に努めるのは当然の流れと言えるかもしれないが、それにしても……眠気を限界まで我慢した末の睡眠ですら短時間の浅い眠りで目を覚ましてしまった日々があったことを思うと、嬉しさはある。ただ、困惑のほうが大きいかもしれない。
途中で何度か起き上がった記憶はあるのだけれど、自然と二度寝することができた。熟睡もできた。おかげで久々に頭はスッキリしているし、具合の悪い感覚が少ない。いや、おそらく、これが「普通」なのだろうが。
まぁしかし、これで不眠症が治ったと思うのは早計だろう。疲れきっていれば同様の形で休めるという確かな再現性が観測できなければ、安心することはできない。