K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20230909)

久しぶりにガッツリと肉を食したのだけれど、やはり私には合っていないのではないかと思う。もともと食事で幸福感を得にくい体質だから正確なことは言えないとはいえ、きっと野菜がメインの料理のほうが気分は良くなるはずだ。
胃腸が弱くて消化に時間がかかるため、油分の多いものは負担が増える。どうせ、一定以上に摂取した分は無駄になるわけだし、私の必要栄養量は一般人よりも遥かに低い水準だろうから、たくさん食べる意味もない。恵まれた肉体を持つ人間は、それが贅肉として装備されることになるのだろう。しかし残念ながら、余剰の大半は吸収されることなく、酷い時には翌日に腹を壊して一気に流されてしまうのだから困ったものだ。せめて、この細い身体を支えるための筋肉にさえなってくれたら、もう少し生きやすくなると思うのに。
「肉」というと牛肉を想像する人が多いかもしれないが、日頃から肉を積極的に食べようとしない私が肉食を強いられるとしたら、迷いなく鶏肉を選ぶ。あっさりしていて胃に優しい部位なら、なお望ましい。昔は魚介が苦手で、今も貝や甲殻類が駄目なのは変わらないが、魚に関しては概ね問題なく食べられるようになってきた。それもあって、鶏という選択肢がない場面においては、最近は豚や牛よりも魚を選ぶことが増えてきた。
よく「若い頃は」云々と食習慣の変化を口にする中年がいると思うが、そもそも今まで偏った肉食や暴飲暴食に縁がない人生なので、その感覚が理解できない。初めから胃腸が弱かった。だから、おそらく老いても食事の傾向が大きく変わることはないのではないかと、ぼんやり未来を想像している。