K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20231019)

ガルパン最終章の第4話を観てきた。クソ面白かった。
感想を語る長文の記事を作成してもいいくらいなのだが、あまり内容に触れないようにすると何を言いたいのか曖昧模糊になること必至なので、とにかく高い満足度を得られる映画体験だったということだけ記録しておけばいいだろうと判断した。
1時間という短い尺に限界まで詰め込んでいるから、情報量が多くて頭がパンクしそうになるのは以前から変わらない傾向ではあるのだが、今作は特に映像面の派手さというか、圧倒的な迫力というか、これまでにない試みが随所に垣間見られて、油断していると置いていかれそうになるくらい濃い作品に仕上がっていたと思う。何度も、巻き戻したり一時停止したりしたくなって、とても一度きりでは処理しきれない。もちろん物語の大筋を把握する分には問題ないが、細部に散りばめられた要素を存分に拾い上げるためには、いったい何度リピートしなければならないのだろう……という具合だ。
ある程度の展開予想はしていたし、概ね予想通りに進行していた一方で、ちょこちょこ驚かされるシーンもあり、本当に1時間ずっと目が離せない状態だったと言っていい。そして否応なく考えさせられる物語の終焉も……いや、まだまだガルパンが終わるのは先の話ではある。どうせ、また何年も待たされるのだろうから。正直、これだけ間隔が空いてしまったので、かつての水準では楽しめないのではないかと心配していた。結果は杞憂だったし、むしろ早く次を見せろという気分になって非常にもどかしい。
多くのキャラクターを目まぐるしくシーンが切り替わる中で次々と登場させて、いずれも魅力的に描く手腕は流石としか言いようがない。いったい絵コンテはどうなっているんだ。
というわけで、日々生きるのが大変な人生ではあるけれど、ガルパンが完結する日までは健康体で過ごさなけばならない。あらためて、心からそう思う。