K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240228)

響け!ユーフォニアム』の特別編「アンサンブルコンテスト」を観てきた。公開日は昨年の夏頃だったと思うが、どうしても立川シネマシティの極上音響で鑑賞したい気持ちが強かったので、半年ほど待った形になる。どうにも配給が松竹の映画はシネマシティでの最速上映が難しいらしく、毎度のことではあるが数か月の遅れを受け入れる必要があるのだ。まぁ今回はラグが大きすぎるような気もするけれど、前作「誓いのフィナーレ」もやや遅れて観た記憶がある。
内容としては前作からアニメ3期までの繋ぎという位置付けで、3年生が抜けてから進級するまでの間のイベントに向けた練習、および掘り下げ不足であった人間関係の描写という感じで、1時間の作品としては文句のない出来だったように思う。いや、本当に短すぎて、もっと見たくて仕方ない。おそらく、例の放火事件の影響を最も受けた作品だけあって、新作が見られるというだけで涙が出そうになる私だった。特に作画面で不満を抱くことはなく、強いて言うなら全体的に肉々しい感じがしたくらいだろうか。やや太めというか……こういうのも嫌いではない。
確か日記で書いたと思うが、昨年の夏に入る直前くらいの時期にユーフォを1期から劇場版まで復習する機会があったので、実のところ大きく期間が空いたという感覚があまりない。おかげで今作にもスムーズに入り込むことができた。春に控えているテレビシリーズ3期への期待感もいい具合に高まってきたので、むしろ遅めの鑑賞で正解だったかもしれない。
それにしても、ユーフォではなく「アニメ」の話になるが、ここ最近の私は何も見ることができていない。劇場作品はガルパンであったり青ブタであったり、ちょこちょこ機会はあるのだけれど、テレビアニメという括りだと最後にちゃんと見たのがウマの3期くらいのもので、他に話題の新作があったとしても食指が動かないのだ。全盛期には週に20本を消化できていた元アニメオタクの私は、もはや一般人になってしまった。あるいは、一般人が見ている作品にすら触れていないため、一般人ですらない可能性がある。春アニメはいくつか見ようという気持ちがあるけれど、アニメの話を肴にして盛り上がれる相手がいない点もモチベーションの有無に関係しているのだろうか。考えてみれば、アニメを見まくっていた学生時代にはそういう仲の人間が近くにいたものだった。