K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

生存記録(20240319)

いやはや驚いた。確かに連日の外出による疲労の自覚はあったけれど、まったく睡眠が足りていないということはなく、具合が悪いのは花粉のせいだと思っていたのに……身体が求めるままに眠っていたら、布団に入った時刻から14時間も経過していた。一応、予定では6時間程度で起きるはずだったのに、どうしてこんなことになったのだろう。絶対に今日のうちに手を付けなければならない作業というのは幸いにも抱えていなかったが、それでも頭の中でぼんやりと組み立てていた諸々の計画は狂ってしまう。
ここ最近、なかなか眠れないことが多かったので、これほど長時間の睡眠に浸れたのは、むしろ嬉しくもある。昨年と同様に春は不眠症のシーズンだと思っていたけれど、生活習慣次第では改善の余地が大いに存在するということでもあるからだ。もちろん、14時間ずっと熟睡状態だったかというとそうでもなく、実のところ何度も目を覚ましてはいた。ただ、半覚醒から脱することができずに、再び目を閉じると眠ってしまう流れが幾度も繰り返されていたというだけで、だから何かしら外せない用事が控えていたとしたら、どこかで起床できていたはずだ。数時間おきに、中途半端に現実と夢とを行ったり来たりして、とうとう眠ることができなくなったタイミングが14時間経過した後だったというだけの話になる。
たっぷり眠れたと思っても、普段は起きてからしばらく経つと横になりたい気分になることが珍しくないため、今日はどうかと構えていた。これだけ寝たのに足りないとなれば、もはや人として真っ当に生きる最低限の体力すら失われてしまったと考えざるを得ないからだ。まぁ実際、真っ当に生きているわけではないため、これ以上は何も言えないのが現実だが、それはさておき流石に充足していたらしい。元気に満ち溢れているというほどではないものの、半日くらいの連続稼働なら余裕がありそうな感覚を持てていて、ちゃんと睡眠で全回復したのだと確信できた。逆に考えると、日頃の7時間程度の眠りでは大して回復できていないのだということが明らかになったわけだが、つくづくコスパの悪い肉体で困ってしまう。たくさん食べても栄養を吸収できず、人並みの睡眠時間では回復しきれず、いったいどうしたら健康体に近づけるのか、およそ見当もつかない。