K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

身体のメンテナンス

毎日30分ほど身体を伸ばす習慣が定着してきた。
ストレッチをする理由は、普通の運動では息が上がって疲れてしまうせいか長続きしないけれど、これなら毎日でも続けられそうだと思ったから。ちょっとしたことでどこかが攣ってしまう硬い身体をほぐすことは、将来的な怪我防止にも繋がる。

 

それにしても身体が硬い。硬すぎる。
幼少期から身体は柔らかいほうではなかったけれど、それにしたってここまで思うように動かせないとは。ストレスの溜まる労働の末に手に入れたものは、少しばかりの金銭と、鈍りきった肉体だった。

たとえば、座った状態での開脚。これがなかなか90°より外側に開くことができない。苦しくない程度に開いただけでは80°くらいなので、90°でも結構無理をしていることになるが……とにかく脚の可動範囲が狭すぎて何をするにもどこかの筋が引っかかる。
ちなみに膝を曲げた状態なら頭を地面につけることができるため、股関節は比較的柔らかいようだが、これは昔からそうだった。人間の身体の可動域なんて基本的に大きな個人差はなく、成長とともにどれだけ動かしてきたかによると思っているのだけれど、身長なんかと同じように遺伝子的な影響というか、生まれつきの構造による違いもあるんだろうか。あまり、深く考えたことがなかった。
やはり開脚してお腹がつけられるようになるのが一番なので、差し当たりそこを目標にしたいが、これはたぶん半年とか一年とか、画力と同じように長いスパンで考えないとダメなのだろう。一日に伸ばせる領域には限度があるし、しばらくやらないだけで以前の状態に戻ってしまうのも似ている。

身体が温まっている状態のほうが、当然ながらよく伸びる。風呂あがりとか運動の直後だと、寝起きなどの硬直している時に比べて気持ちがいい。
そういうわけで先日、6kmほど散歩をして帰った後にしっかりとストレッチをしたら、脚の疲れも取れたのか、翌日にほとんど筋肉痛にならなかった。筋を伸ばすことでダメージが軽減されたのか、回復力が上がったのかわからないけれど、散歩の目的は運動不足解消と同時に脚周りの筋肉の強化でもあるので、筋肉痛がないとちゃんと鍛えられたのかどうか心配になる。
プランクの際、腹筋に負荷がかかって苦しくなってきた時に、反るようにして腹筋を伸ばすと一気に楽になるやつと同じ原理なのだろう。溜まった乳酸が解放される感じ。あれって筋トレ学的には、やってもいいことなのか、推奨されないことなのか。

ストレッチとか筋トレとかって数年単位でセオリーが変わる印象なので、昔は正しいとされていたことが今では逆効果だったり、やってはいけないと言われていることが実は有効だったりして、素人には判断できないことばかりで困る。
ネットの情報を鵜呑みにするのが楽ではあるけれど、サイトによって書いてあることが違う場合もあるし、もはやちょっとした趣味レベルでやるならなんでもいい気がしている。怪我さえしなければ。

身体を柔軟に動かすことを意識し始めて10日くらいになるけれど、外見的特徴に大きな変化はなし。ただ、身体を動かしたいという以前にはほとんどありえなかった意欲が出てきたようにも思うので、健康的な影響はさっそく表れているかもしれない。
まぁ本格的に身体面から健康を意識するなら、まずは長時間のアニメ視聴やゲームプレイなど、身体を椅子に縛り付ける生活の改善が必要という話ではある。
とりあえず今後も続けてみて、何か明らかに変わったことがあれば日記に書いていこう。