K's Graffiti

文章を書いたり絵を描いたりします。

低回復力

先週末金曜の深夜、というか土曜の早朝に取り組んだ運動不足解消のための散歩だが、それから四日が経過した今夜、また実施しようと考えた。
しかし、結露から言うと難しそうなので、明日の夜に変更することにする。
確かに、激しい運動は昨年の夏以来で、脚部や臀部の筋肉を酷使するのは、およそ十か月ぶりという身体の状況ではあった。
それにしても、まさか反動がこれほどまでに大きいとは……事前の想定を遥かに超えていたらしい。

 

土日は、筋肉痛が広範囲かつ重症でまともな歩行すらままならず、簡単な室内の移動を試みるだけでも大きな苦痛を伴うものだった。
月曜になると、流石に各所の痛みが徐々に軽減されてきた感覚はあったけれど、それでも歩行には必ず痛みが生じる。
一般的に、運動から72時間も経過すれば大半の筋肉は超回復を完了するようなのだが、私が受けたダメージは一般人が普通の運動で直面する可能性のあるレベルを圧倒的に上回っていたらしい。
そして、もうすぐ90時間というところなのに、まだまだ完治には数日ほど待たなければならないという嫌な感覚がある。

痛みが残っているということは、まだ筋肉が完全には戻っていない、つまり傷付いた状態ということなので、ここで無理をするべきではないと考える。
外を歩くのは運動不足解消が一番の目的だが、ついでに衰えた脚の筋力を取り戻し、下がりきった体重を少しでも増やしていきたいという思いもあるのだ。
超回復に失敗して余計に動けなくなる、なんてことになったら元も子もない。

痛みが消え失せるまで待っていたら、来週になってしまうかもしれない。
せっかく久しぶりに運動を再開したというのに、初回に頑張りすぎて二回目まで間隔を空けてしまうのは本意ではないから、少なくとも今週のうちには動ける状態になることを願いたいが……ひょっとすると筋肉痛が治らないのは、運動の激しさによるダメージが大きかったというだけでなく、私の睡眠と栄養状態が不十分だからなのではないかという説がある。
眠りに関しては自律神経が壊れているから仕方ない部分があって、改善しようと思っても容易ではない。眠くなった時に気持ちよく入眠できて、不意に起こされることなく睡眠欲が満たされるまで休めることを、日々祈るしかないのだ。
一方で、食事は明らかに成人に必要な水準を満たせていない。いつの間にか食間12時間、14時間、16時間……と食べることを忘れてしまうものだから、日によっては摂取カロリーが基礎代謝を下回ることも珍しくなく、逆に言えばここまで倒れていないのが不思議なくらいではある。
おそらく身体が飢餓状態に適応してしまっているから、食欲が正常に機能しなくなっているのだろう。これも短期間で変えていくのは困難な気がする。
ただ、身体の中に筋肉を作り出す材料が存在していないとなると、運動を習慣にするのは現実的ではなくなってしまうし、遅かれ早かれ食生活に手を入れることは必要になってくるはずだ。

 

それはそうと、今日は夕方に外出した。
毎週恒例、いつもの、スーパーへの買い出しだ。
ここで脚が大丈夫そうなら、予定通りに散歩を行うつもりだった。結果は、往復の歩みを遅くせざるを得なくて、断念するに至ったわけだが……ゆっくりであれば歩けないこともなかったから、この調子なら明日の夜には一定以上の速度に耐えられるだけの回復が見込めるようにも思う。

今日は早朝に起きて、現在までに昼寝を挟んでいないから、実のところ散歩タイムに設定している深夜まで気丈に意識を維持できる自信がなかった。
明日や明後日なら多少は体内時計が後ろにズレるはずだから、そういう意味でも今日は適切でなかったかもしれない。

それにしてと、今回は筋肉痛だから大して問題にならないが、もしこれが大きな怪我だったら……などと考えると、自らの回復力を信用できない状態というのは、長い人生に不安を抱えることになる。
今後の数年間で、本当に身体を根本から変えていくことが求められるタイミングがやってくるような気が、なんとなくしないでもない。