だいぶ前の日記で、引っ越しをした後の回線が心配だ、みたいなことを書いた。
もともとの契約に入っている回線にしろ、個別に契約するにしろ、ネット回線は接続してみないとわからない部分が大きいから、運の要素が絡んでくるのだと。
実際に試せる状況になって、それでは回線ガチャはどうなったのかと言うと……かなり予想外の結果となった。
以前の日記では230Mbpsのキャプチャを貼っている。こういうのは時間帯によって変動するものだから、もしかしたら最大値で言えば500Mbpsくらい出るのかもしれないけれど、そこは観測者である私が見るタイミングがすべてなので、考えないこととする。
今回、新しい環境で、同じサイトで計測した結果が以下となる。
これはびっくり……というか、ほとんど期待していなかったから、個別契約しなきゃいけないかなぁ固定費が増えるのは嫌だなぁとか考えていたわけで、まさか以前よりも向上するなんて思いもよらず。
とはいえIPv6ではなくIPv4オンリーのようだし、混雑する時間帯になればそれなりに速度が落ちるみたいなので（昨夜はキャプチャの三分の一くらいまで下がっていた）、完全に上位互換というわけでもない。安定感で言えば、若干の劣後はあるといったところだろう。
一般的な社会人とは違って、別に夜に限ってしか使えないというわけでもないし、朝方や昼間に十分な速度が出ていれば、私としては不都合はない。
懸念していた件が一つ、最高に近い形で解決されることとなったのは、しかし私にとって、私の人生にとっては極めて稀な出来事で、なんだか幸先がいいのではないかと思わされる。
集合住宅であるから、私が極端に使用しすぎてしまうことが、むしろ新たな心配事ではあるだろう。なんか隣に人が来てから急にネットが重くなったんだけど！？ なんて思われてしまったら、ちょっと生活しづらくなってしまうかもしれないし。まぁ今どき、隣人に対しては基本的に無関心なものなので、大丈夫だとは思うけれど。
それにしても、メインPCとiPadを持ってきてしまったので、これから何度か作業のために実家に帰る際には、スマホくらいしかインターネットに接続できるデバイスがない。
プリコネにせよ原神にせよ、基本的にPCでプレイしているから気が進まないし、動画などを見るにしても、大きい画面でないと存分に楽しめない。しばらく難民のような状態を我慢しなければならないかもしれない。
一応、日記はスマホでも書けるけれど、これもPCには到底及ばない。フリック入力はキーボード入力の速度には敵わないし（これは個人差があるだろう）、画面の編集とか表示の確認とか、スマホでは限度がある。
インターネット環境を完全にスマホに依存しているという現代の若者（偏見）は、よくそれで満足できているものだ。できていないのかもしれないけれど、いずれにしろ上位存在を知らないで生きるというのは、人生における大きな損失だ。
きっとPCの使い勝手のよさを教えたら、誰しも乗り換えてくるに違いないのだが、まぁスマホ代の支払いとか適当な言い訳を並べ立てて、ひたすら買わない理由を探すことに精力を注ぐのだろう。いくら進化しても、スマホは所詮スマホでしかないのに。
若いのに、まるで新しいものを受け入れられず騙されて損ばかりする年寄りみたいに見えてしまって、ああいう特性はもしかしたら年齢は関係ないのかもしれないと、ふと思った。
ちなみに、PCが上位存在とは言っても、できることの幅とか能力値的な文脈なので、スマホでしかできないことや、スマホのほうが適している場面だっていくらでもある。
要は、目的に応じて使い分けをすることが肝要で、使い分けできる環境が整えられない人に対して、少しばかり憐れみを感じてしまうという話だ。
私自身、使いこなせているとは限らないけれど、武器は多いに越したことはないのだから。
