K's Graffiti

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一日一食のコツ

ダイエットしているわけでもないし、むしろ低体重すぎるから一日三食を頑張らなければならないレベルなのだけれど、このところ自然な形で一日一食の食事周期が定着してしまっているので、おそらく一般人には考えられないその詳細を、特に目的があるわけではないが日記に書き残しておこうと思う。
願わくば、将来的に読み返してみた時に、何を言っているのか自分でもわからないと思えるくらい、ちゃんと食べられるようになりたいものだ。

 

まず、一日に一食ということは、自然と食間は24時間に近くなる。
なぜ、それで生きていられるのか直感的に不思議で仕方ないけれど、基礎代謝などから計算してみると、どう考えてもエネルギー収支はマイナスにしかならないのだから、本当に不思議でならない。

食事のタイミングは、起床と就寝のちょうど中間あたりだ。
たとえば、最近の生活リズムだと夕方より少し前に寝て夜中に起きるということが多いのだけれど、たいてい食事を摂るのは翌朝になっている。
厳密に何時と決めているわけではない。ただ、なんとなく目を覚ましてから8時間前後が経過したくらいのタイミングで、ようやく身体がエネルギーを欲するようになるのだ。この時点で普通ではないのかもしれないが、とにかく起床後の「朝食」を削ることによって、一日一食が可能となる。
あとは一日ニ食のパターンと同様なのだが、食後8時間前後で布団に向かうだけとなる。ちょうど消化が完全に終わり、胃の中が空になったことを感じながら、眠気に促されて横になる。
ざっくり8時間睡眠という想定で、起きる頃には前回の食事から16時間近くが経っているという寸法だ。余裕すぎる。

食べること自体に関心がない私は、以上の生活パターンに余計な食事行為を差し挟む余地が思いつかないのだけれど、よくいる「つい食べてしまう」という人は、いったい何をトリガーに、どんなタイミングで間食しているのだろうか。
意識しないと、あまりにも食べなさすぎて、せっかく買った食料も余りがちというか、いつの間にか期限が切れてしまうこともあるから、食事の動機は食欲よりもむしろ食料の管理という方向性になりやすい。
一時期、期限を気にする必要のない冷凍食品なんかは買い出しの度に購入していたのだけれど、最近は消費しなくなってきて冷凍庫のスペースが窮屈なので、買うのをやめた。
努力や無理をしていないのに、ただでさえ少ない消費量が減少している私の食費は、もはや月に一万円も必要ないくらいだ。

 

あらためて、足りていないエネルギーをどこから補っているのかという話だが、おそらくは私の肉体が、この極めて珍しい食事環境に適応するために変化しているのではないかと思う。
もちろん他者と比べることなんて不可能だが、私の基礎代謝は同じ身長や体重の人間と比べて、非常に少なくなっているのではないだろうか。
また、基礎代謝ばかりでなく、あらゆる行動で消費されるエネルギーでさえ通常の想定される数字を遥かに下回っているはずだ。
生きることそのものを省エネ化している……これが進化なのか退化なのか知らないけれど、生物として従来の常識にとらわれない体質を手に入れつつあるような気がしないでもない。

まぁそんなことを言って、そのうち倒れたら笑いものだが……逆に考えれば、倒れない限りは常人よりも低コストで生きていけるということになる。
その性質を存分に活かせる場所や状況は今のところ思いつかないけれど、安価に過ごせること自体は悪いことではないだろう。
もっとも、これが成立するのは外出を伴わない在宅で一日の予定が完結する場合のみなので、もちろん外に出て動く際には事前に栄養を確保することになる。